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基礎を固める

受験の時に「まず基礎が大事」という言葉をよく耳にします。

ここで言う基礎とは何なのでしょうか?

基礎は基礎でしょと思ったあたな。現代文0点です。

まずは言葉の定義をしっかり固めることが大事。

何を指して基礎というのか分からないまま、勉強を始めていはいけないのです。

例えば大学受験の数学

  1. 東大2次
  2. 東工一橋2次
  3. 早慶2次
  4. march2次
  5. センター共通
  6. 定期テストレベル
  7. 高校教科書の小問レベル
  8. 高校入試レベル
  9. 中学の定期テストレベル
  10. 中学の問題集レベル
  11. 小学校高学年レベル
  12. 小学校低学年レベル

どれが基礎ですか?

僕が現役の時は、基礎(センター共通レベル)を重点的に勉強していました。

生徒の中には掛け算のスピードが遅いから、基礎(小学校低学年)から始める子もいます。

さて、あなたはどれを指して基礎と言っていますか?

実は基礎というのは人によって定義が全然違うのです。

生徒と学校の先生、塾の先生それぞれが違う基礎を言っている場合もあります。

「いやいや高校の問題集をすることが基礎でしょ」

実はこれも曲者なのです。

なぜなら高校によって配られている問題集のレベルが全く違うからです。

白チャート(教科書)レベルの学校から、赤チャート(2次)レベルの問題集が配られている学校まで様々。

自分が基礎(教科書レベル)をやっているときに、他の学校では基礎(2次レベル)をやっている場合があります。

それでも受験は同じ時にやってくるのです。

「基礎をやりたい」と言い出す子は勉強ができない

基礎ができてないと言って、勉強ができるようになった子を見たことがありません。

基礎ってどこの何よ。

何ら具体的ではないのです。

「共通テストのベクトルで、最初はできるけどその次からができない」

みたいに具体的に把握することが大切です。

「基礎が分かりません」というのは「全部分かりません」と言っているのと同じくらい抽象的で意味をなしません。

いいですか。基礎(中身のない言葉)はクソです。

もっと具体的に物事を把握しましょう。

どうですか基礎(言葉の定義)は固まりましたか?

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合格実績のからくり

恥ずかしい話、実はあべ個別の合格実績にはからくりがあります。

大学の実績

  • 青山学院大学1人
  • 慶應義塾大学1人
  • 早稲田大学1人
  • 中央大学1人
  • 立教大学2人
  • 帝京大学1人
  • 日大建築1人
  • 千葉大1人
  • 横浜国立1人
  • 日本女子大1人

合格率100%の高校

  • 多摩高校
  • 生田高校
  • 中央大学附属横浜高等学校
  • 橘高校
  • 麻生高校
  • 百合ヶ丘高校
  • 生田東高校

当塾は小さい塾です。受験生がいない年もあります。

うちの規模の塾で、入塾テストをしていないところなら、マーチや国公立が今まで出ていなくてもおかしくはありません。

高校入試でも不合格者は確率的にいくらかは出るはずです。

生徒が僕の予想以上に頑張ってくれて、正直自分でもこの実績には驚いています。

しかし、だからといって、この数字を見て「あべ個別素晴らしい塾だ」と考えるのは早計です。

今からこのからくりを説明します。

一般的な合格実績のからくりは、一人でいくつも受かったところを書いて水増しするというものですが、うちではそれはやっていません。一人一校です。

で、うちのからくりなのですが、それは「落ちそうな子が辞めていく」というものです。

別に辞めさせている訳ではないです。

受験勉強をする際に最も効果的なのは、過去問を中心に勉強することです。

過去問を繰り返して、どういう問題が出るかを把握し、過去問だけで理解できるところは過去問で学習し、さっぱり分からないところだけ、問題集で補強する。というのが最も効率的な勉強方法です。

テスト自体で勉強することの効率の良さは、大体どの勉強本にも書いてあります。所謂王道の勉強方法です。

しかし、どうにも過去問が大嫌いな生徒というのも一定数います。

そういう子達はいつまでも基礎の勉強が足りないと言って、基礎的な勉強をし続けます。

足りないのは基礎ではなく時間なのに。

しかも、大体できてる基礎の勉強をしていることが多い。

僕の高校の頃の恩師は、効果関係なくそういったやりたい勉強をすることを、勉強ごっこと表現していました。

どこが足りていないかを把握せず、闇雲に勉強するというのはまさに勉強ごっこです。

なので、当塾での毎年の最大の仕事というのは過去問演習の重要性を生徒に理解させ、過去問をやらせることです。

しかし、それでも勉強ごっこが好きな子達は辞めていってしまいます。

「それは塾の力不足だろ」と言われれば返す言葉もありません。

全員が正しい勉強ができるように今日も奮闘しています。

塾にいてもらうだけなら、静かに勉強ごっこさせておけば良いとは分かってるんですけどね。

数ある塾の中から、うちを選んで来てくれた子供たちを、せっかくなら全員合格させたいと思ってしまうんですよね。

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保護者コース初回

第0回

中学生になると親の影響力は半減します。高校生はほぼゼロです。

その代わり友人からの影響の比率が増えます。

親が大きな影響を与えられるのは小学生の間。

何らかの影響を与えられるのも高校に入るまでです。

その間に勉強をする土台を築く必要があります。

小学生の時に英検を取っていたのに、中学で伸び悩む子。

スポーツしかやってなかったのに、中学で急に伸びる子。

今まで色々な生徒を見てきましたが、伸びる子達には共通点があります。

それが土台です。

土台さえ出来ていれば学力はすぐに伸びます。

その土台は大人なら誰もが持っている当たり前のものです。

もし、もう一度中学生になったらオール5取れる気がしませんか?

分からないことは先生や友人に質問できるし、読書感想文はもう少しうまく書けるし、教科書も自分で読めるし、教養もある。テスト勉強の計画だってもっと上手くたてることができる。

大人なら誰でも持っている普通の力を、早めに子供に教える事が土台を築くということです。

それら社会人としての基礎力を、親が子供に教える方法を教える講座です。

基礎力は身につけるのに時間がかかります。

塾で身につけさせるには物理的に時間が足りません。

学校は長時間行きますが、勉強を教わる所で基礎力を鍛えてくれる場ではありません。

子供の基礎力を鍛えるのが親の仕事です。

前提となる知識

  1. あなたの子供はどこまでも伸びる力を持っています。
  2. あなたの行動は子供の能力に多大な影響を及ぼします。
  3. 思いついたことは全てやりましょう。悪影響になることはほぼゼロです。

予定

  1. しつけ
    1. 親の言うことを聞かせる方法
    2. 柔軟性
    3. 本が身近な環境
  2. コミュニケーション
    1. 話す力
    2. 空気を読む力
    3. 聞く力
    4. 質問力
  3. 勉強への向き合い方
    1. ストレス
    2. 課題発見力
    3. 計画性
    4. 実行力
  4. 一流への道
    1. 教養
    2. 主体性
    3. 働きかけ力
    4. 論理的抽象的思考力
    5. 創造力
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特色検査はなぜ難しいのか

定期テストの点数は9割以上。神奈川の入試問題でも8割以上取れるような人が、特色検査になると5割以下になることが多々ある。

なぜ特色検査はここまで難しいのか。理由を考えると対策も見えてくる。

そもそも、特色検査は入試で8割取れる層を更に差別化するためのものだから、難しくて当然ではある。

しかし、入試問題の延長線上の難しさかというと、そんなことはない。

明らかな違和感がある。科目を横断することで、入試問題とは一線を画す問題にする。その意図を考えていきたい。

高校が欲している生徒像

高校が求めている生徒像を考えると、特色検査も見えてくる。

高校側としては、手がかからず、良い大学に受かってくれる生徒が欲しいと考えている。

昔神奈川では推薦で公立高校が受けられた。つまり、試験なしに高校に入ることができたのだ。

しかし、それによって大学入試の合格実績が落ちたことで、試験を重視するようになったのだろう。

更には特色検査までするようになった。

なんとしても大学の合格実績を上げたいという思いがひしひしと伝わってくる。

では特色検査で測っている手間がかからず、大学に合格してくれる生徒とはどんな生徒か。

まず、手間がかからないということについて。

高校における手間とは教えることである。

その手間がかからない生徒とはどんな生徒かと言うと、勝手に教科書を読んで、内容を理解してくれる生徒である。

特色検査で初見の資料や文章が出て、それを把握し問題を解くというのは、教科書を自分で読んで把握できるのかを見ている。

大学に合格できる生徒とはどんな生徒か。

例えば大学入試の世界史はこんな感じである

第二次世界大戦中に生じた出来事が、いかなる形で1950年代までの世界のありかたに影響を与えたのかについて、解答欄(イ)に510字以内で説明しなさい。 2005年東大

単純な暗記ではなかなかに太刀打ちできない問題だ。

自分で考えて、上手く表現する必要がある。

また、大学が求める能力は下のサイトに書いてある通り。

https://www.u-tokyo.ac.jp/ja/admissions/undergraduate/e01_01_18.html

簡単に言うと、思考力、表現力、分析力がある人がほしいので、テストではその点を見ているということだ。

そのため、そんな能力のある生徒が大学に合格する。

どうだろう。これまた特色検査との共通点が見えてきたのではないだろうか。

共通テストと特色検査は塾とのイタチごっこ

センターの代わりの共通テストが始まり、知識・技能や思考力、判断力、表現力が以前よりも重要になった。

それに伴い特色検査も始まった。

この流れは塾がきっかけになっている。

今の塾は進化の結果、受験におけるテクニックが大変洗練された。

知識があれば、思考力や判断力、表現力、分析力が弱くても受験に受かるようになった。

自分で考える力の弱い人材が塾のお陰でバンバン大学に受かるようになったのだ。

しかし、それは大学の求める人材ではない。まして、就職の時に企業が求めている人材であるはずがない。

改めて、大学で求めている人材を見つけるためのテストが共通テストで、その共通テストが解ける人材を探すのが特色検査なのだ。

塾に対抗して作ったテストなのだから、難しいのは当然なのだ。

テクニックやシステムに走らず、本質的な勉強をしている塾もある。そういった塾では特色検査も怖くはないだろう。

対策

ここまで読んでくれた人は、対策もすでに思いついているはず。

必要な情報は大体書いてあると思う。

これで対策がわからないなら、まだまだ分析力と思考力が足りていない。

そういった基礎力を鍛えたいと思ったら是非ともお電話どうぞ

044-946-3404

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伸びる子と伸びない子の違いが分かったかもしれない

全員を伸ばす気で生徒に教えていても、伸びる子と伸びない子という違いは必ず出てくる。

同じ事を教えているのに、なぜこんなにも差がでてしまうのか。

同じ時期に入ってきて、学力の差がかなりあったにも関わらず、逆転してしまうこともままある。

それほどに伸びる伸びないの違いは大きい。

で、ついにこの違いが何かが分かったかもしれない。

一般には伸びる子には集中力がある。負けず嫌い。計画力がある。質問力がある。学習習慣がある。素直。

とか、色々言われている。

それも当然正しい。が、それは本質じゃない。

それらの能力を身につけられるか、られないかの一つの指標があるのだ。

それは、早慶march国公立大学を目指しているかどうかだ。

これは高校生の話ではない。小学生でも中学生でも同じ。

一流大学を目指している場合(これは本人でも親でも構わない)、うちの塾では確実に伸びている。

逆に大学に行っても行かなくても良い、どこの大学でも良い、という場合はほぼ伸びない。

「大学院を目指します」というなら最高だ。めっちゃ伸びる。

これが面白いのは、最初の学力が関係ないところだ。

大事なことなのでもう一度言う。

最初の学力関係なく、目指している所が高ければ高いほど伸びる。

現状それほどできなくても、一流大学を目指している子供は、未来の自分に大きな期待を抱いている。

これは経験則では分かっていたのだが、一応研究も見てみた。その結果やはりこれはどうやら確からしい。

ハッティ教授によると、自分への期待値の高さが学力へ与える影響は甚大らしい。激甚と言っても良い。

使える脳の鍛え方でワシントン大学の心理学の教授が、「知能が伸びると思っている人の知能が伸びる」という風に言っている。
これも、自分に対する期待だ。

これはどこの研究か忘れたが、大学院を目指している、大学を目指している、高校を目指している、とうい目標によって学力に差が出るらしい。
当然大学院を目指している人が一番学力は高くなる。

うちは最近上位校受験専門にした。

前段の文章を読んでたみなさんなら分かると思うが、これは勉強のできる人を集めるようにするためではない。

生徒を伸ばすためだ。

最初から自分への期待を高めて入って来て欲しい。そうすれば当塾はどこまでも伸ばす。

「大学は行かなくても良い」と言って入って来られると、伸ばすためのハードルが一つ追加されてしまうのだ。

とは言え、家庭での方針にもよることなので、上位校を目指していなくても、当然僕は全力を尽くしますよ。

で、親が何をすればいいか

ここまで読んでたなら、もう分かりますよね。

子供に大学院を目指させなさい。

騙されたと思って。

これは本当に効果が高い。マジで。

「そんな金がないから院は勘弁」というなら、東大でも早慶でもマーチでもどこでも良いので、一流大学を目指させなさい。

親が期待していると、子供にも確実に伝播し、それが子供の自分への期待になるから。

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集団塾か個別塾か

集団塾に行かせたほうが良いか。それとも個別指導に行かせたほうが良いのか。

昔からよく議論になってますね。

一般的には勉強のできる子は集団塾。勉強のできない子が個別指導、という風に言われています。

それでも良いのですが、実は集団と個別はどちらでも構わないのです。

そもそもずっと議論になってる時点で、どちらも同じようなものと言われているようなものです。家を買うべきか借りるべきかの議論と似ています。

まあ、科学的根拠に基づいて見てみましょう。

上記はハッティランキングと言われる学力への効果をランキングにしたものです。

メルボルンの大学教授が作ったもので、かなり信用に足るものだと思っています。

このランキングによると個別指導は179位。効果量0.23

効果量はプラスの値であれば良い影響です。

効果量がプラスだから、集団より個別指導のほうが科学的には良い指導方法だ。

そう考えるのは早とちりです。このハッティランキングで言われているのは、0.4の効果量を超えると望ましいというものです。

0.4以下は効果はあるが、それほど強い影響ではなく、やってもいいけれども……。程度です。

ちなみに教室の人数を減らすのも0.21程度です。

結論としては「個別指導の方が集団よりちょっと良いけど、もっと大事なことがいっぱいあるよね」というものになります。

塾をやっている身からしても、そんな気はします。
勉強のできる子でも、できない子でもどっちでも大丈夫です。

まあ、明らかにレベルの違う集団塾に入れるのは、当然良くないですが。

塾の選び方には集団、個別以上に大事な指標があるっちゅう話ですが、それに関してはまた今度。

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生田高校への内申


生田高校受験には大体オール4必要と言われていますね。

135点満点に換算すると108

108くらいあれば本番の試験で60%を少しなら下回っても大丈夫。

っていやいや、60%くらい本番で取りましょうよ。

例年2次(内申が加味されない)のボーダーが60%あたり。

合格者平均が70%弱

この60%と70%どちらが重要な数字でしょうか。

断然70%でしょう。

入ってから一緒に勉強する人たちは70%とってるんですよ。
60%しか取れてなかったら、いきなりできない側でスタートになってしまうじゃないですか。

そもそも学校の定期テストでは皆さん大体70%以上取ってますよね?

入試で取れないはずないじゃないですか。

しかも、実は入試って定期テストよりも簡単なんですよ。

えー、入試は範囲も広いし難易度も定期テストより高いよ。
と思った人。それは正解。

それでも、入試の方が取りやすい。

なぜなら、過去問があるから。

過去問があるってすごい有難いんですよ。
定期テストは無いじゃなないですか。

人によっては先輩からもらったりもあるんですかね。
ならばその威力も分かるでしょう。

いやいや、過去問やるって言っても6年分くらいじゃ知らないの出るよ。って人

よく過去問見てください。結構被ってます。
6年分完璧にするだけでも60%は確実超える。7割はギリ行かないかな。

6年分完璧にするって言うところが結構難しいんですけどね。
そこは頑張りましょう。それこそ塾に頼るでもいいですし。

この神奈川の過去問を完璧にするのは戦いで言えば防御。落ちないための勉強。
これだけでは他の人に比べて良い点は取れないんですね。
攻めが必要。攻めの勉強で何をするかと言うと。

過去問。

いや、過去問もう終わったよと思うでしょ。

次の過去問は「全国高校入試問題正解」

そう前年分の全国の入試問題です。
全ての問題はこの問題集の中にあります。

ひたすらこの問題集を解いて点数を書いて行くだけで、点数はうなぎ登り。

70%簡単に取れますよ。簡単って言うと語弊がありますが……

「全国高校入試問題正解」って全国の書店で売ってます。
塾始めてから知ったんですけど、塾用のと一般用ってちょっと違うんですね。

一般販売の「全国高校入試問題正解」って解答が後ろにくっついてるんですが、塾用のは解答別冊なんですよ。読みやすさが全然違いますね。

正直塾用の全入問買うためだけに塾に行く価値はありますよ。それぐらいの最終兵器。

まあ、今の時代メルカリで買えば良いんですけどね。

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多摩高校への内申

県立多摩高校

このページを見ているという事はあなたは多摩高校に入りたい中学生でしょう。

今まで頑張って来ましたね。素晴らしいです。

おそらく「多摩高校 内申」とかで検索して来たのではないでしょうか。

さては今の内申点で多摩高校に入れるのかというのを気にしてますね?

実は多摩高を受けるに当たって内申はあまり重要ではありません。

どうでしょう。これは朗報でしょうかね。内申が高い人にとっては悲報かもしれませんね。

内申が重要で無いのは多摩高だけに言えた事では無いし、内申は低いよりは高い方が当然良いのですが、細かい事なので、本題に入りましょう。

とはいえ、内申が大事と周りの大人に散々っぱら聞かされて来たでしょうから、突然「いやいや内申重要じゃ無いよ」と言われても信じられないでしょう。

多摩高入試で内申が重要でない理由は以下の通りです。

入試の点数に対して内申の比率がめっちゃ低い

内申が満点に近くても、入試である程度点を取る必要がある。

内申の高さで受かっても、高校に入ってから苦労する。

入試の点数に対して内申の比率がめっちゃ低い

第1次比率 評定:学力:面接:特色=3:5:2:2(2020以降)

先ずは内申と試験の比率なのですが

内申:試験=3:7

試験の比率が7になるのは学力5と特色2を足して7だからです。

多くの学校は内申と試験の比率が4:4つまり同じ重みになります。それに比べてどうでしょうか。内申の倍以上が試験の点数なのです。

もう内申なんて屁みたいなものです。

内申が満点に近くても、入試である程度点を取る必要がある。

特色検査が始まった2020の入試結果データがあまり無いので、ざっくりとした予想で数値を出してみます。

面接は点差がつかないので80点として、これからは抜いて考えます。

評定、5科、特色合わせて1000点満点

1次合格者最低点予想750/1000

2次合格者最低点予想490/700

2次は内申を抜いた5科と特色だけの点数です。

正直最低点予想の根拠は薄いです。はい。

例年1次は80%、2次は75%くらい。

今年は倍率が少し下がったプラス特色で点数が落ちたので、両方とも5%ほど下がっている感じです。実感値ですが…

まあ、あくまで参考という事で。

で、この1次と2次の点数から何が分かるかというと、内申の効果がどれくらいあるかという事。

もし内申が135で満点だった場合。300点満点換算になります。

1次合格者最低点の750-300=450

つまり、内申が満点なら5科目と特色合わせて700点の内450点とれば良いのです。

逆に言うと、内申が満点でも450点は取らないと落ちてしまうのです。

で、2次で受かる(内申がゼロでも構わない)なら490/700必要。

490-450=40点

内申が高いと最大40点分受かりやすくなります。

40点は大きいには大きいのですが、1科目に直すと5.7点=5.7%くらい。

内申満点でも試験で64.3%くらいは必要。

内申ゼロでも70%くらい取れば受かる。

この5.7%をどう考えますか?

僕には内申あんまり意味ないように見えます。

まあ、この5.7%で受かったり落ちたりする人もいるんですがね。

内申の高さで受かっても、高校に入ってから苦労する。

とまあ、今まで理由の1、2に関して長々話してた訳ですが、全然重要な話じゃないです。

入試の点数に対して内申の比率がめっちゃ低い

内申が満点に近くても、入試である程度点を取る必要がある。

内申の高さで受かっても、高校に入ってから苦労する。

圧倒的に大事なのは理由3です。

進学校に行くと言うことは皆さんは大学受験をしますよね。

それならば声を大にして言いたい。

合格最低点なんて見てんじゃねーですよ!

高校なんてギリギリで入ったって、そこから苦労しますよ。

入ってからが本番。大学受験なのですから。

少なくとも合格者の平均点は超えましょう。

試験の点数で80%。560/700を目指しましょう。