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子育ての向き不向き

2枚の写真があるのですが、どちらの犬が可愛いでしょうか。

u/ImQueative / Via tumblr.tastefullyoffensive.com
動物, 犬, 羊, 牧羊犬, 発生します, ボーダーコリー, 家畜

トイレに挟まるレトリバーと、羊を見守る牧羊犬。

僕は断然牧羊犬の方が可愛いと思います。

飼い主の言うことをしっかり守り、仕事をこなす。

めっちゃ可愛いです。

逆にトイレに挟まるレトリバーはバカ犬にしか見えません。

さて、本題ですが、子育てが上手なのはどちらの犬を可愛いと感じた親でしょうか?

当然、しつけられた犬を可愛いと感じた親の方が、子育ては上手です。

何故子育てに差が出るか。

親が喜ぶポイントが異なるからです。

子供が愚かな行動をとった時に喜ぶか。

子供が賢い行動をとった時に喜ぶか。

子供は皆、親に喜んでもらいたいのです。親が喜ぶように子は行動します。

そして、行動は習慣になります。

愚かな動物の写真と動画が重宝される

朝のテレビ番組やyoutube、インスタなどでも、動物のコーナーがありますね。

そして、人気なのは得てして、馬鹿な動物たちです。

それを見て可愛いと感じている人が多いのでしょう。

感じるのは自由です。気持ちは自分のものです。

しかし、愚かな動物を見て喜んでいる人は、子育ての素質がないと自覚をすると良いです。

子育ては行動です。自分がどう感じようが、行動で示していけば、子育ては上手にできます。

賢い動物を見て可愛いと感じる親は、少し子育て本を読めば立派な子を育てる事ができます。

愚かな動物を見て可愛いと感じる親は、めっちゃ子育ての勉強をしましょう。自分の感じるままに子育てをすれば、子供は中学に入っても自分の尻尾を追いかけてグルグル回る事になります。

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塾の選び方

もし僕が中学生で、塾を選ぶとするならば。

距離

当然ですよね。通えなければ仕方がないので。

目安としては、自転車で20分以内ならギリギリ大丈夫。

雨の日は車で親に送ってもらいますね。

もう少し近いほうがなお良いです。

毎回車なら、少し遠くても大丈夫です。

実績

大事なんですけど、意外と見方が難しい。

僕なら、定期テストの点数よりも、進学実績の方を重視します。

本当は合格率を見るのが一番なんですが、大体書いてないですから。

でも体感ですが、進学実績を堂々と書いているところは、合格率も高いと思います。

まあ、僕が実際に中学の時に通った塾は、ホームページも無く、実績も何も書いてなかったんですがね。

それでも良い塾だったので、実績の明記はマストでは無いです。

ただ、定期テストの点数は上下しますので、それを塾の成果と考えるのは危険。個人の意見ですけど。

大手の実績(備考)

大手は情報を結構公開しているので、もっと実績の比較がしやすいです。

大体の大手塾はその年の合格者数と売上高を公開しています。

なので、合格実績を売上高で割ると、比較がしやすくなるのです。

例えばmarchの合格実績を売上で割ってみると、

とある塾:2人/売上1億

有名なあの塾:49人/売上1億

のように値が出てきます。2017年のデータですが、実在する塾のデータです。信じられない程差があります。

高校主体の塾、中学主体の塾色々あるので、単純比較はできませんが、参考になります。

中学主体の塾で

8人/売上1億

を超えていればかなり良い塾だと思います。

神奈川の大手だと、これを超えているのは僕の知る限り2社だけです。

うちは売上が合計しても1億も無いし、受験生がいない年もあるので、なんとも言えませんが、15人/1億は超えています。

まあ、さすがに1億集めておいて2人しかmarchに入れないのはどうかと。

先生を見る

距離の次にこれが重要ですね。

特に塾始めてから、そう感じるようになりました。

皆さん知っての通り、学校の先生はピンキリじゃないですか。

全員同じ学習指導要領に沿って、同じようなシステムを使って教えているはずです。

それでも、差は出る。

これは塾も同じです。先生の差が一番大きいです。

全て口頭で教えていようが、最先端のAIを使っていようが、そこは大して重要ではなく、そのシステムを使って誰が教えるかが重要です。

今まで良い先生、悪い先生沢山見てきましたが、良い先生はどの形式でも上手く教えるし、悪い先生はどれでも下手です。

塾長の質も大事ですが、実際に担当する人が良いかどうかが大事ですね。

僕なら塾は距離と先生で大体決定し、間違いないか実績で確認するという手順にします。

実績の悪い塾に、凄い質の良い大学生の講師がいる場合はどうだろう。悩みますね。

担当の先生は変わってしまう場合があるので、そこも難しいですけどね。

良い先生の見分け方

コミュニケーションを取れば、大体分かると思います。

大人の目から見てまともなら、多分まともな先生です。

それでも判断に迷う場合以下の質問をしてみると良いです。

「先生は運が良いほうですか?」

これはパナソニック創業者松下幸之助が考えた人材判定方法です。

運が良いと答えた人は、一緒にいる人にポジティブな影響を与えます。

この質問は良い先生というよりかは、人として立派かどうかの判定方法です。

「最近何か変えた事はありますか?」

これは先生の良し悪しを聞く質問です。

ハッティ教授によると、その時時でアップデートしていける先生が、最も生徒を伸ばすそうです。

何も変えていない場合、化石のような授業をしている可能性があります。

「塾長から最近言われた事はありますか?」

これは担当の先生にする質問です。

組織内で意思疎通ができているかどうかを聞いています。

一丸となって指導に当たれている塾はかなり良い塾です。

「最近何か勉強していますか?」

社会人になっても新しいものを勉強し続けるというのは素晴らしいことです。

勉強している先生のもとなら生徒も勉強しますし、授業以外の知識が得られるのはお得です。

選ぶ時の注意点

子供に塾を選ばせてはいけない。

これは「え?」と思ったんじゃないですかね。

面白いことに、いろんな塾を検討して、選びに選んで熟慮の末に入った子が伸びにくい。

逆に、何も考えずポンと入った子は良く伸びます。

色々な塾から選ぶと、入ってから「やっぱりあっちの塾の方が良かったかな?」という風に揺れるんですよね。

皆さん知っての通り、勉強の最後の最後は自分です。

テストの点数が悪かったときに、「じゃあ自分はどうしようか」と考えられる子が伸びます。

逆に「塾が悪い、先生が悪い、社会が悪い」と言う風に他罰的に考えると伸びません。

ちなみに、こういう子は「自分は運が悪い方だ」と答えます。

我々教育者、学校、親はそういった子を作らないという使命を負っているのです。

なるべく、子供が他罰的になりそうな事はしないようにしましょう。

なのでどの塾にするかは、親が子供の代わりによく検討して、決めてしまうのが一番効率的です。

口コミについて

近所の人のリアルな口コミはかなり参考になります。

逆にネット上の口コミには広告が沢山混じっており、真偽の判定が難しいものが多いです。

いわゆるステルスマーケティングというものです。

余談ですが、塾に限らず口コミを上手く使う方法があります。

それは、悪評から特徴を見つけ出すというものです。

例えば大人気アニメ鬼滅の刃の低評価に

「絵がキレイなだけで、セリフが長く押し付けがましい」

というものがあります。

ここから分かるのは、綺麗な絵とセリフ回しで人を感動させていくタイプのアニメなんだなと言うことです。

良い評価というのは案外同じ事しか書いてありません。それよりは悪評の方に特徴が出ることが多々あります。

塾で言うなら「講師の能力がバラバラ」とあれば、

「何人かから教わる」と言うことと「能力の高い講師もいる」という事が分かります。

情報には二面性があります。全てを有効活用してみましょう。

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正しい中学受験の使い方

長期で見た受験戦略上で、中学受験がマイナスになってしまうことがあります。

後で後悔しないように、正しい中学受験というものを考えていきましょう。

受験の最終目標

先ずは、受験における最終目標を確認しておきます。

最終目標は当然良い大学に入ることですね。

大学の偏差値によって生涯賃金は変わってくるので、人生のチェックポイントとして、どこの大学に受かるかは重要です。

さらに浪人せず、現役で受かれば尚良ですね。

目標にする大学のランクは大きく分けて3つ

  1. 東大
  2. 早慶
  3. MARCH

このどれかに入れれば、受験は成功と言えます。

MARCHレベルまでで同学年の上位10%。

上位10%の生涯賃金になる可能性は高いです。

それぞれの受験ルート

東大は国立なので、大学受験のときに5教科全てを使って受験することになります。

それに対し、早慶MARCHはルートが多様です。

  • 一般大学受験
  • 指定校推薦
  • 高校入試で付属校に入る
  • 中学受験で付属校に入る
  • (小学校から付属校)

早慶MARCHは何も考えずに大学受験するのに比べて、戦略的に受験をした場合、最大4倍の受験機会があるのです。

早慶に一番受かりやすいのはどのルートか

結論から言うと高校受験が最も受かりやすいです。

例えば慶応であれば、

中学での倍率は6倍前後

高校での倍率は3倍前後

大学受験4~5倍

受験の難易度は受ける層と倍率が全てです。

倍率で言っても一番高校が低いのですが、受ける層も高校が最も低いと考えられます。

高校受験は中学受験をして一貫校に入った層がゴッソリ抜けています。

また、大学受験のように地方の子が受けることもありません。

そのため、高校からの早慶というのは、この倍率の見た目以上に入りやすいのです。

中学受験メリット・デメリット

最大のデメリットはもうお気づきだと思います。

早慶MARCHを目指す場合、最も入りやすい高校での受験機会を失ってしまう事です。

メリットは皆さん知っての通り、大学受験の準備が早く出来ることです。

東大現役を目指すのであれば、中学受験はほぼ必須でしょう。

また、遠くの学校に行くと、勉強ができなくなる事が多いです。

ドアtoドアで1時間以内にしておくと良いです。

1時間20分は絶対に超えてはいけません。

学校の距離と学力は相関します。

まとめとしての受験戦略

中学受験

  1. 東大を目指す超進学高に受かれば、そこから東大を目指す。
  2. 早慶の付属校に受かれば、そこから早慶にエスカレーターで上がる。
  3. それ以外であれば、地元の公立に行き、高校受験をする。

高校入試

  1. 東大を目指す超進学校に受かれば、そこから東大を目指す。
  2. 早慶の付属校に受かれば、そこから早慶にエスカレーターで上がる
  3. 公立の進学校に受かった場合、指定校推薦で早慶を目指す。
  4. MARCHの付属に受かった場合、そこからMARCHに上がる
  5. 公立の学校なら、指定校推薦でMARCHを狙う。

大学受験

粛々と受験勉強をするだけ。

中学受験で選択を間違えた方

中学受験を終え、東大を目指す学校でもなく、早慶に上がれる学校でもない所に入れてしまった方もいると思います。

中高一貫校には高校受験がありません。そのため、中3で勉強してくれるかどうかは分かりません。

そして学力の上下の差が激しく別れていきます。

その際、親が出来ることはもうありません。高校受験も無いのにしっかり勉強する子は2割程です。経験則ですが。

中学に入ってから子供が勉強をしなくなった場合、選択を間違えたのは子供ではなく、親なのです。

勉強に関してはもはや祈ることしかできません。親子関係を良くする方に注力することが最も建設的選択になります。

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当塾で使っている問題集

今年、教科書と問題集の大改訂があったので、うちで使っている問題集を若干変更しました。

中々良い問題集を選べていると思っています。

今回は中学の問題集の話です。

高校と小学校、副教材はまた別の機会に。

使っている問題集を見ると、塾のテーマが見える。

ちなみに当塾のテーマは

  • 高校入試で落ちない
  • 大学受験の準備を早めにする

の2つです。

「あれ、定期テストと内申はテーマに入らないの?」と思いました?

僕も定期テストと内申が重要なのは重々承知していますが、テーマには入れていません。

高校入試の勉強をしていく中で、副産物として定期テストと内申が上がるようにしています。

少し話は逸れますが

高校入試で最悪のパターンとは何か

当然、入試に落ちる事です。

特に公立高校。

公立高校に落ちて私立に行く場合、補助金が出るとは言え、公立よりお金がかかります。

想定よりもお金がかかるとどうなるか。

ライフプランが崩れるんですよね。

前職が金融だったのでFPの資格持っているのですが、月々にかかるお金が5万とか変わると、人生設計が大きく変わって来ます。

最悪住宅ローンが払えず、任意売却だってあり得ますから。

まあ、そこまではまずならないとしても、子供の高校入試の結果は親の人生設計にまで影響を与えてしまうのです。

では、高校入試で落ちる最大の要因は何か

本番の入試で点数が取れないのに、偏差値の高い学校を受ける事。

これに尽きます。

では、何故そんな事が起きてしまうのか。

もう、皆さんお気づきだと思います。

必要以上に内申対策をするからです。

バランス良く伸ばすのがベストですが、入試力以上に内申が伸びてしまうと、怖いことになります。

入試力に引っ張られて内申が伸びる、という順番が良いと思います。

うちの塾は常に入試の方を見ているので、まず落ちません。

特にこのテーマで問題集を揃えてからは1人も落ちてません。

という程に入試向けの問題集を揃えました。

ライフプランに負の影響を与えないがモットーのあべ個別ですw

ここからが本編

中学実力錬成テキスト国語

中学実力錬成テキスト理科

実力完成問題集数学

ウィニング地理歴史

このあたりをメインに使っています。

共通する特徴としては、入試問題がガンガン出ること。

1年の内から入試はこんな感じなのか、というのが分かるようになっています。

難しめなのですが、解けない場合は学校の問題集を入門用として使っています。

定期テスト対策は重視していないと言いましたが、この問題集をしっかりやれば、定期テストでも良い点が当然取れます。

個別の特徴を下に書いていきます。

実力完成問題集数学

この問題集、解説がとにかく詳しい。

解答解説が別冊になっているのですが、マジ分厚い。

どちらがメインなのかわからないレベル。

で、しっかり考えさせる良い問題がいっぱいのっています。

これをまともに使って伸びない人間はいないでしょう。

数学は初期からこれを使っているのですが、これ以外考えられないですね。

僕の時代にもあったらなあと思います。まあ、あったのかもしれませんが。

実力錬成テキスト国語

最近使い始めました。

これもいいですね。

入試問題が1年からちゃんと入っている問題集って少ないんですよね。

この本には入試問題も入っているし、内容も面白いのが多い。

中1の初っ端の話なのですが、インドで冷蔵庫を売るには鍵付きでないと売れないという話。

何でも、富裕層の方が冷蔵庫を買うので、鍵が付いていないと使用人に中身を盗まれるらしいのです。

国語は副教材の方がメインなので、これ自体はサブなのですが、入試にはもってこいですね。

実力錬成テキスト理科

the入試向けって感じの問題集

多分半分以上入試問題じゃないですかね。

理科って定期テストは出来るのに、入試で全然歯が立たないって事がままあるんですよね。

というのも、入試は問題文が長い。結構定期テストと傾向が違うんですよ。

なので、この問題集は本当に有り難い。

しかも、少し高校の内容も入るので、これをやっておけば高1になった時、物理でドロップアウトとうい自体も避けられるというお得仕様。

ウィニング社会

カラーって言う点で選んだ面もあります。

折角なら色が付いている方がお得だし。

それもあるんですが、この問題集も入試の問題が多い。

あと、記述が多めというのも有り難い。

正直、単語なんて暗記したって将来的には役立た無いわけで。

それよりも、事象の説明が出来ることが大事。

大学入試になると、「振り袖、纏足、コルセットの共通する歴史的問題を述べよ。100字で」みたいなのもあるので、それの練習にもなるかと期待。

大学入試の準備

もう一つのテーマの話。

どんなに良い高校に行こうと、最終学歴は大学な訳で、そこから良い大学に行かせたいのが親心、塾心。

で、大学受験に向けての問題集が英検、漢検、数検の問題集。

検定を準2級や2級までやらせてしまえば、十分大学受験の準備になります。

高校に入ってからも困らない。

検定の問題集

これは多分どれでも大丈夫。

問題集やって、過去問やればどれでも大差は無い。

でも、なるべくなら書き込める大きさで、カラーな方が生徒がやりやすいかなと思って、現在の3シリーズを使っています。

実は検定の問題集が、一番メインの問題集な気がします。

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教育向きな地域

今回は立地のお話です。

ビジネス用語で4Pというものがあります。

プレイス、プライス、プロモーション、プロダクト

立地、値段、広告、商品

この4つが商売をする上で大事だと言われています。

どれも大事だよね、と言うのが商売上の話なのですが、教育においては違います。

教育に関しては立地が全てです。

教育の大誤解という本では、遺伝と立地以外は影響を与えないと書いてあります。

僕はそこまでの極論を信奉している訳では無いのですが、立地の与える影響が他に比べて圧倒的に大きいということには異論はありません。

立地の与える影響

行動遺伝学では影響を遺伝、共有環境、非共有環境に分けます。

共有環境は家庭環境、非共有環境は友人など、つまり立地です。

例えば勤勉性が

遺伝50%、共有環境0%、非共有環境50%

なら勤勉性に関しては遺伝と友人だけの影響で家庭からは影響を受けていないということになります。

例えで出しましたが、実際にもこんな感じです。

残酷な「遺伝の真実」あなたの努力はなぜ報われないのか(安藤 寿康) | 現代ビジネス | 講談社(1/4)

非共有環境というのは友人や学校など家庭以外の環境です。

一概には言えませんが、ざっくり言うと良い環境にいるだけで、親は何もしなくても子供が立派になるという事です。

遺伝というのは変えようが無いですが、非共有環境に関しては引っ越すだけで変えることができます。

ある意味非常にコスパが良いとも言えます。

日本に生まれた時点でほぼ最良

https://ja.wikipedia.org/wiki/OECD%E7%94%9F%E5%BE%92%E3%81%AE%E5%AD%A6%E7%BF%92%E5%88%B0%E9%81%94%E5%BA%A6%E8%AA%BF%E6%9F%BB#2018%E5%B9%B4%E8%AA%BF%E6%9F%BB

なら、米国に引っ越せば最強だと思う人もいるかと思いますが、それは大きな間違いです。

正直日本よりも良い環境というのはほとんどありません。

海外に引っ越すなら、上海、シンガポール、マカオ、エストニアぐらいしか良いところはありません。

OECDの調査を見れば分かることですが、西洋はあまり教育が上手く無いのです。

米国が発展しているのは海外から優秀な層を大学院などで集めているからに過ぎず、自国での教育はお粗末です。

日本ならどこが良いか

現実問題、みんなでシンガポールに移住するわけにはいかないので、日本国内で考えます。

どの県が良いか考えて、例えば秋田が最適だとなっても、仕事の関係上引っ越せないので、今回は首都圏で考えます。

その中でも、僕の住んでいる神奈川県で考えます。

神奈川で子育てに良い街を調べると

  1. 横浜市青葉区
  2. 横浜市都筑区
  3. 川崎市麻生区

のように出てきます。

これでも良いのですが、これだと範囲が広すぎます。

子供の非共有環境なんてせいぜい半径500m。

もう少し細かく中学ごとに見たい。

実は見る方法があるのです。

神奈川の教育委員会に情報開示請求をすると、学校ごとの内申の平均を教えてくれます。

2.79から3.78

2017年のデータですが、5段階評価で平均の内申が同じ神奈川でほぼ1違います。

これを評価が甘い学校と辛い学校という風に見る人もいるのですが、塾から見てこれは生徒の差です。

まあ、評価の甘辛だとしても平均の高い、甘いところの方が良いのですが。

で、平均内申2.79の地域に住むよりも、3.78の地域に住んだほうが非共有環境は明らかに良いです。

一覧もここに載せたいのですが、情報開示の内容を勝手に載せて良いのか分からないので、詳しくは自分の調べて見てください。

それくらいの努力をする価値はあります。

ざっくりとですが、駅から少し離れてて、技術者が多く住む街が評定平均が高い傾向にあります。

孟母三遷

孟子の母親は教育に良い場所を探すのに3回引っ越したそうですが、現代は情報開示請求をするだけで、どこが良いか分かります。

良い時代になったものです。

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いつ塾に行くべきか

「思い立った時」で良いのですが、より効率を求めるならこの時期だ、というのはあります。

結論から言うと、高校受験から大学へ行くなら6年生、中3の2月が塾に入るべき時期です。

6年生は早すぎるし、中3の2月は高校受験が終わったばかりで意味が無いと思いました?

実は塾でめっちゃ伸びる黄金の時期というのがあるのです。

黄金期

この黄金期が6年生から中1の最初の定期テスト(6月あたり)までと、中3の2月から高1の最初の定期テスト(6月あたり)までです。

なぜ、この時期が一番伸びるのか。勘の良い人なら気づいたかもしれませんね。

この時期は他の人が一番勉強をしてない時期なのです。

伸びるの定義を明確にしていませんでしたが、ここで言う伸びるは偏差値の事です。

人生は大体相対的。自分が努力しても、他人が同量の努力していたら成果が出ないのが世の常です。

定期テストの後や、受験が近づいてきて焦って塾に来ることが多いのですが、それでは遅いのです。

あなたが焦ったときには他の人も焦っているし、あなたが勉強を始めたときには他の人も勉強を始めているのです。

先手をうちなさい。

中学

最初の定期テストの結果で、中学3年間の自分の評価は凡そ決まります。

それは先生からの評価、友人からの評価、親からの評価、自分自身の評価、全てです。

一度できてしまった評価を変えるのは簡単ではありません。特に自己評価を変えるのが難しい。

だから、他人がまだ勉強していないうちに始めて、最初のテストで良い点を取る必要があるのです。

すると「俺ってできるかもしれない」と全てが良い方に回り始めます。

高校

高校の最初の定期テストの結果の意味合いはもっと直接的です。

高校は中学と違い、1年生の評定も進路に影響します。

指定校推薦に関する話です。

つまり、高1の定期テストで変な点を取ってしまうと、その時点で指定校推薦が消えるのです。

そういった情報を知ら無いばかりに、高校受験が終わって遊び呆け、指定校推薦の可能性を早々に潰した生徒を沢山見てきました。

実は指定校推薦を取るのは結構簡単です。

受験が終わってから勉強している人はせいぜい10%くらい。

そこでしっかり高校の予習をしておけば1,2年は良い成績を取れるので、失速したとしても大体逃げ切れるのです。

黄金期の後

黄金期が終われば、全員が勉強している競争の時期が始まります。

ちょっとやそっとの勉強では成果は出ません。

全員勉強しているんですから。

すると、努力したのに成果が出せないという自身喪失に繋がりかねません。

準備

受験は準備が全てです。

まあ、受験に限りませんよね。

就活でも、部活でも、戦いでも大体は準備の時点で決まっています。

人の行く裏に道あり花の山

大多数の意見に左右されず、感情に左右されず、冷静に将来のために今何ができるのか思考していきましょう。

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基礎を固める

受験の時に「まず基礎が大事」という言葉をよく耳にします。

ここで言う基礎とは何なのでしょうか?

基礎は基礎でしょと思ったあたな。現代文0点です。

まずは言葉の定義をしっかり固めることが大事。

何を指して基礎というのか分からないまま、勉強を始めていはいけないのです。

例えば大学受験の数学

  1. 東大2次
  2. 東工一橋2次
  3. 早慶2次
  4. march2次
  5. センター共通
  6. 定期テストレベル
  7. 高校教科書の小問レベル
  8. 高校入試レベル
  9. 中学の定期テストレベル
  10. 中学の問題集レベル
  11. 小学校高学年レベル
  12. 小学校低学年レベル

どれが基礎ですか?

僕が現役の時は、基礎(センター共通レベル)を重点的に勉強していました。

生徒の中には掛け算のスピードが遅いから、基礎(小学校低学年)から始める子もいます。

さて、あなたはどれを指して基礎と言っていますか?

実は基礎というのは人によって定義が全然違うのです。

生徒と学校の先生、塾の先生それぞれが違う基礎を言っている場合もあります。

「いやいや高校の問題集をすることが基礎でしょ」

実はこれも曲者なのです。

なぜなら高校によって配られている問題集のレベルが全く違うからです。

白チャート(教科書)レベルの学校から、赤チャート(2次)レベルの問題集が配られている学校まで様々。

自分が基礎(教科書レベル)をやっているときに、他の学校では基礎(2次レベル)をやっている場合があります。

それでも受験は同じ時にやってくるのです。

「基礎をやりたい」と言い出す子は勉強ができない

基礎ができてないと言って、勉強ができるようになった子を見たことがありません。

基礎ってどこの何よ。

何ら具体的ではないのです。

「共通テストのベクトルで、最初はできるけどその次からができない」

みたいに具体的に把握することが大切です。

「基礎が分かりません」というのは「全部分かりません」と言っているのと同じくらい抽象的で意味をなしません。

いいですか。基礎(中身のない言葉)はクソです。

もっと具体的に物事を把握しましょう。

どうですか基礎(言葉の定義)は固まりましたか?

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合格実績のからくり

恥ずかしい話、実はあべ個別の合格実績にはからくりがあります。

大学の実績

  • 青山学院大学1人
  • 慶應義塾大学1人
  • 早稲田大学1人
  • 中央大学1人
  • 立教大学2人
  • 帝京大学1人
  • 日大建築1人
  • 千葉大1人
  • 横浜国立1人
  • 日本女子大1人

合格率100%の高校

  • 多摩高校
  • 生田高校
  • 中央大学附属横浜高等学校
  • 橘高校
  • 麻生高校
  • 百合ヶ丘高校
  • 生田東高校

当塾は小さい塾です。受験生がいない年もあります。

うちの規模の塾で、入塾テストをしていないところなら、マーチや国公立が今まで出ていなくてもおかしくはありません。

高校入試でも不合格者は確率的にいくらかは出るはずです。

生徒が僕の予想以上に頑張ってくれて、正直自分でもこの実績には驚いています。

しかし、だからといって、この数字を見て「あべ個別素晴らしい塾だ」と考えるのは早計です。

今からこのからくりを説明します。

一般的な合格実績のからくりは、一人でいくつも受かったところを書いて水増しするというものですが、うちではそれはやっていません。一人一校です。

で、うちのからくりなのですが、それは「落ちそうな子が辞めていく」というものです。

別に辞めさせている訳ではないです。

受験勉強をする際に最も効果的なのは、過去問を中心に勉強することです。

過去問を繰り返して、どういう問題が出るかを把握し、過去問だけで理解できるところは過去問で学習し、さっぱり分からないところだけ、問題集で補強する。というのが最も効率的な勉強方法です。

テスト自体で勉強することの効率の良さは、大体どの勉強本にも書いてあります。所謂王道の勉強方法です。

しかし、どうにも過去問が大嫌いな生徒というのも一定数います。

そういう子達はいつまでも基礎の勉強が足りないと言って、基礎的な勉強をし続けます。

足りないのは基礎ではなく時間なのに。

しかも、大体できてる基礎の勉強をしていることが多い。

僕の高校の頃の恩師は、効果関係なくそういったやりたい勉強をすることを、勉強ごっこと表現していました。

どこが足りていないかを把握せず、闇雲に勉強するというのはまさに勉強ごっこです。

なので、当塾での毎年の最大の仕事というのは過去問演習の重要性を生徒に理解させ、過去問をやらせることです。

しかし、それでも勉強ごっこが好きな子達は辞めていってしまいます。

「それは塾の力不足だろ」と言われれば返す言葉もありません。

全員が正しい勉強ができるように今日も奮闘しています。

塾にいてもらうだけなら、静かに勉強ごっこさせておけば良いとは分かってるんですけどね。

数ある塾の中から、うちを選んで来てくれた子供たちを、せっかくなら全員合格させたいと思ってしまうんですよね。

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保護者コース初回

第0回

中学生になると親の影響力は半減します。高校生はほぼゼロです。

その代わり友人からの影響の比率が増えます。

親が大きな影響を与えられるのは小学生の間。

何らかの影響を与えられるのも高校に入るまでです。

その間に勉強をする土台を築く必要があります。

小学生の時に英検を取っていたのに、中学で伸び悩む子。

スポーツしかやってなかったのに、中学で急に伸びる子。

今まで色々な生徒を見てきましたが、伸びる子達には共通点があります。

それが土台です。

土台さえ出来ていれば学力はすぐに伸びます。

その土台は大人なら誰もが持っている当たり前のものです。

もし、もう一度中学生になったらオール5取れる気がしませんか?

分からないことは先生や友人に質問できるし、読書感想文はもう少しうまく書けるし、教科書も自分で読めるし、教養もある。テスト勉強の計画だってもっと上手くたてることができる。

大人なら誰でも持っている普通の力を、早めに子供に教える事が土台を築くということです。

それら社会人としての基礎力を、親が子供に教える方法を教える講座です。

基礎力は身につけるのに時間がかかります。

塾で身につけさせるには物理的に時間が足りません。

学校は長時間行きますが、勉強を教わる所で基礎力を鍛えてくれる場ではありません。

子供の基礎力を鍛えるのが親の仕事です。

前提となる知識

  1. あなたの子供はどこまでも伸びる力を持っています。
  2. あなたの行動は子供の能力に多大な影響を及ぼします。
  3. 思いついたことは全てやりましょう。悪影響になることはほぼゼロです。

予定

  1. しつけ
    1. 親の言うことを聞かせる方法
    2. 柔軟性
    3. 本が身近な環境
  2. コミュニケーション
    1. 話す力
    2. 空気を読む力
    3. 聞く力
    4. 質問力
  3. 勉強への向き合い方
    1. ストレス
    2. 課題発見力
    3. 計画性
    4. 実行力
  4. 一流への道
    1. 教養
    2. 主体性
    3. 働きかけ力
    4. 論理的抽象的思考力
    5. 創造力
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特色検査はなぜ難しいのか

定期テストの点数は9割以上。神奈川の入試問題でも8割以上取れるような人が、特色検査になると5割以下になることが多々ある。

なぜ特色検査はここまで難しいのか。理由を考えると対策も見えてくる。

そもそも、特色検査は入試で8割取れる層を更に差別化するためのものだから、難しくて当然ではある。

しかし、入試問題の延長線上の難しさかというと、そんなことはない。

明らかな違和感がある。科目を横断することで、入試問題とは一線を画す問題にする。その意図を考えていきたい。

高校が欲している生徒像

高校が求めている生徒像を考えると、特色検査も見えてくる。

高校側としては、手がかからず、良い大学に受かってくれる生徒が欲しいと考えている。

昔神奈川では推薦で公立高校が受けられた。つまり、試験なしに高校に入ることができたのだ。

しかし、それによって大学入試の合格実績が落ちたことで、試験を重視するようになったのだろう。

更には特色検査までするようになった。

なんとしても大学の合格実績を上げたいという思いがひしひしと伝わってくる。

では特色検査で測っている手間がかからず、大学に合格してくれる生徒とはどんな生徒か。

まず、手間がかからないということについて。

高校における手間とは教えることである。

その手間がかからない生徒とはどんな生徒かと言うと、勝手に教科書を読んで、内容を理解してくれる生徒である。

特色検査で初見の資料や文章が出て、それを把握し問題を解くというのは、教科書を自分で読んで把握できるのかを見ている。

大学に合格できる生徒とはどんな生徒か。

例えば大学入試の世界史はこんな感じである

第二次世界大戦中に生じた出来事が、いかなる形で1950年代までの世界のありかたに影響を与えたのかについて、解答欄(イ)に510字以内で説明しなさい。 2005年東大

単純な暗記ではなかなかに太刀打ちできない問題だ。

自分で考えて、上手く表現する必要がある。

また、大学が求める能力は下のサイトに書いてある通り。

https://www.u-tokyo.ac.jp/ja/admissions/undergraduate/e01_01_18.html

簡単に言うと、思考力、表現力、分析力がある人がほしいので、テストではその点を見ているということだ。

そのため、そんな能力のある生徒が大学に合格する。

どうだろう。これまた特色検査との共通点が見えてきたのではないだろうか。

共通テストと特色検査は塾とのイタチごっこ

センターの代わりの共通テストが始まり、知識・技能や思考力、判断力、表現力が以前よりも重要になった。

それに伴い特色検査も始まった。

この流れは塾がきっかけになっている。

今の塾は進化の結果、受験におけるテクニックが大変洗練された。

知識があれば、思考力や判断力、表現力、分析力が弱くても受験に受かるようになった。

自分で考える力の弱い人材が塾のお陰でバンバン大学に受かるようになったのだ。

しかし、それは大学の求める人材ではない。まして、就職の時に企業が求めている人材であるはずがない。

改めて、大学で求めている人材を見つけるためのテストが共通テストで、その共通テストが解ける人材を探すのが特色検査なのだ。

塾に対抗して作ったテストなのだから、難しいのは当然なのだ。

テクニックやシステムに走らず、本質的な勉強をしている塾もある。そういった塾では特色検査も怖くはないだろう。

対策

ここまで読んでくれた人は、対策もすでに思いついているはず。

必要な情報は大体書いてあると思う。

これで対策がわからないなら、まだまだ分析力と思考力が足りていない。

そういった基礎力を鍛えたいと思ったら是非ともお電話どうぞ

044-946-3404