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公認心理士になりました

公認心理士とは

公認心理士は臨床心理士の国家資格版のようなものです。

業務独占資格では無いので、この資格を持っている事自体にはさして意味はありません。

ただ、生徒の教育方法を模索していく中で、その勉強と被る部分があったため取得しました。

なぜわざわざ公認心理士の勉強をしたのか。

それは4%の伸びない生徒のためでした。

8:2の法則

8:2の法則というものがあります。パレートの法則と言って、2割の人が8割の成果を生み出すというものです。

似たものに、7:3の法則、78:22の法則というものもあります。

海と陸の割合、人体の水分の割合、お金持ちの割合。

などなど様々なものがこの割合になると言われています。

で、生徒一人ひとり自分に合う勉強法が違うと言われていますが、実際はこれも8:2だと思います。体感ですが。

8割の生徒は検定で予習をし、社説で思考し、早く過去問を始めれば成績は伸び、受験も受かります。

しかし、残りの2割の生徒は何かがボトルネックになっており、上記方法では伸び始めません。

ボトルネックになっている事は、語彙であったり、読解力、基本的な計算力、考え方など初歩の初歩の何かであることが多いです。

その場合は問題点を見つけ出し、そこを改善する必要があります。

2割の生徒のうちの8割、16%の生徒はそれで伸びるのですが、2割の2割つまり全体の4%の生徒はそれでも伸びません。

彼らはパーソナリティの部分が問題になっています。

パーソナリティとは性格、個性と言われるものです。

96%の生徒は伸ばせるようになったのですが、この残りの4%であるパーソナリティに問題を抱えている生徒を伸ばす事が、ここ最近の私の課題になっていました。

パーソナリティ障害

パーソナリティ障害(人格障害)とは考え方や行動に困難があり、日常生活や社会生活でに支障があることを言います。

パーソナリティ障害の方は人口の10%程いるのでは無いかと言われています。

ただ、生徒たちはまだ若く柔軟なので、障害(日常生活の支障)というレベルになることはそれほど無いと思います。

ただ、パーソナリティが勉強の支障になっていることはままあります。

自己愛が強すぎて解ける問題しかやらなかったり、失敗を恐れすぎて検定を受けられなかったり、自分の感情が抑えられず集中できなかったり、細かいことに拘りすぎてしまったり。

こういった生徒がいることは分かっていましたが、それらに自己愛性、回避性、境界性、強迫性パーソナリティ障害などの名称がついていることは公認心理士の勉強をするまで知りませんでした。

また、それらを治すためのスキーマ療法という方法があることも公認心理士の勉強をする中で知る事ができました。

公認心理士として

当初うちの塾では転塾者を受け入れていませんでした。

と言うのも、僕の力不足で、嫌だったらまた転塾しようと考えている生徒を伸ばす事ができなかったからです。

三年以内に離職した転職者を受け入れていない企業と同じだったのです。

しかし、今では転塾者も伸ばす事ができるようになったので、受け入れられるようになりました。

こうやって少しずつできることを増やしていく中で、公認心理士も取得しました。

現状伸ばすことのできていなかった、4%のパーソナリティに困難のある生徒達。

そのうちの8割を公認心理士として伸ばせるようになれば、99.2%の生徒を伸ばせる塾になります。

そして次は、残りの0.8%の生徒を伸ばす方法を模索していきます。

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