山梨県の特色適性検査は前期の入試において実施されます。
内申や面接と共に評価され、その比率は35%の所が多いようですね。内申点や面接点ではあまり点差が出ないので、35%とは言え特色適性検査の重要度はかなり高いです。
前期で受かってしまえば安心ですが、後期に比べて前期の勉強はあまり人気がありません。理由は単純。特色適性検査の対策が難しいからです。
内容
特色適性検査は後期の基本的な試験に比べて難易度が高いです。
甲府第一高等学校の普通科と探究科は英作文が多めです。
甲府南高校の普通科と理数科は資料の読み取り、数学、理科、社会の論述等、幅広く出ます。
各校により多少の違いはありますが、基本的には思考力と記述力を見る点で同じです。
対策
対策としては先ず第一に後期の勉強です。
後期の基本的な英数国理社のテストの知識が前提にあるので、それらの基礎知識を万全にしておく必要があります。
最悪、後期のテストに向けて勉強するだけでも、ギリギリ合格点には達する可能性が十分にあります。
次に山梨県の特色適性検査の過去問をやりたいところですが、過去問もその解説も良いものが無いので、別のものを勉強したほうが良いです。
それは神奈川県の特色検査です。
神奈川は特色検査が過去問と解説でまとまっており、傾向も基礎問題の発展で似ています。
ここまでやってまだ時間があるのなら、私立や他の公立の過去問に手を出すと良いです。
私立の問題は特色とは少し傾向が違うのですが、応用問題という点で良い訓練になります。
ここまで勉強して落ちることは先ず無いと思います。
また、中2までの日頃の勉強としては小論文の練習をしておくと良いです。記述の力というのは一朝一夕ではつきません。
この特色適性検査の延長線上には公募推薦の小論や、慶應義塾大学の小論文があります。資料を読んで要約をしたり意見を書くのがとても似ています。
大学受験も見据えて、特色適性検査の対策は全力で取り組みましょう。