小学生の間に勉強を始めるなんて、素晴らしい。
せっかく子供がやる気になっているなら、そのやる気と努力を最大限に有効活用したいですね。
公立中高一貫のメリット・デメリット
メリットは中高一貫なので、高校の勉強が早く終わり、普通の公立高校よりも大学受験の勉強に時間がさけることです。
デメリットとしては、高校受験が無いことですね。
高校受験が無いと、子供によっては中だるみをして、全く勉強をしなくなる場合もあります。
また、高校から早慶に行くという方法も取れません。
早慶は高校が一番受かりやすいと言われています。理由としては中高一貫の人たちが受験をしないからです。勉強の出来る層がごそっといないのです。
都立大学や横浜国立大学、千葉大学などを目指す場合、公立中高一貫校は最善の選択肢になります。
私立に一度も行かないコースなので、大変お財布に優しいです。
また、その上の東大などの最難関国立を目指す場合は国立や私立の中学を目指しましょう。
公立中高一貫のための勉強
公立中高一貫は普通の中学受験と違って、範囲が狭いのが特徴です。
普通の中学受験は英語が無いだけで、ほとんど高校受験と同じ範囲です。
それに対し、公立中高一貫は極論、しっかり学校の教科書を読めば受かるのです。
しかし、実際問題小学校で勉強しているだけで合格することは先ず無いでしょう。
学校の勉強だけで足りない部分は主に国語力です。
記述式の部分が多いので、しっかり読んで、考えて、それを表現する力が求められます。
実は私立中学でも国語はかなり重視して見られています。
というのも国語力があれば、大学受験で大体良い大学に入れるからなのです。
大学受験に受かるレベルの子を合格させるから、大学の進学実績が良くなっている。ということが多いですね。
で、その国語なのですが、求められる力は中学受験、高校受験、大学受験でそれほど違いがありません。
公立中高一貫受験をしようと考えたら、先ずは国語をとにかく伸ばしましょう。
中学と高校の勉強も先取りするくらいで丁度良いです。
あとは他の科目も試験範囲を早めに終わらせて、過去問で演習していくだけです。
子供に公立中高一貫に行きたいと言われたら
僕なら、「せっかくだから公立中高一貫だけでなく、国立と私立も目指そうか」と言って中学受験の勉強をさせます。
それで、もし国立か難関私立に受かったらそこからは東大を目指す人生。
早慶の中学に受かったら、財布と相談しながら、早慶へエスカレーター。
全て落ちたら、地元の中学に行き、そこから高校で早慶を目指す。
中学受験をしていれば、中学の勉強の範囲はほとんど終わっているので、他の受験生に比べて圧倒的なアドバンテージがあります。
正直、ちゃんと中学受験した子は、高校受験も苦になりません。
最後に公立中高一貫だけ受かった場合。
それはそれで、良し。高校受験が無いので、6年間気を抜かずに勉強することが大事です。
公立中高一貫の中でも中学受験した人としてない人で知識の差が出ます。
せっかくやる気になっているなら、めっちゃ勉強させてしまいましょう。