世の中には沢山の勉強法があります。
音読
ストップウォッチを使う
スキマ時間に勉強する
ノートにまとめる
などなど。
youtubeやブログなどで知ることができます。
それらの中には、科学的に正しいもの、妥当だと考えられるもの、間違っているかもしれないもの、明らかにおかしいもの、ユニークすぎてよくわからないもの、本当に玉石混交です。
色々ある中で、現状僕が最も効果が高いと考えている勉強法があります。
それは
新しい勉強法を作る
最強の勉強法は「新しい勉強法を作ること」というのは少しメタい(高次の)感じがして、わかりにくいとは思いますが、僕が知っている中ではこの方法が一番です。
新しい勉強法を作るというのは、全く今までに無い勉強方法を考えるということではありません。
自分が勉強している中で、何が足りなくて、それを補うためには何をする必要があるのかを自分で考える事自体に意味があるのです。
色々考えた末に既存の勉強方法を思いついたとしても、それは自分の中では新しい勉強方法を作ったという事になるのです。
頭の良い勉強系のyoutuberが色々な勉強法を教えてくれます。
一般的には効率的な勉強法を沢山知っているから、その人は頭が良いのだという風に思われがちです。
なので、それらの勉強方法を真似すれば、彼らと同じように勉強ができるようになるはずと考えます。
しかし、現実にはそうはいきません。
というのも、彼らは勉強方法知っているから頭が良いのではなく、勉強方法を考えられるから頭が良いのです。
そのため、その表面的な技術だけ真似ても、思ったほど効果が無いということが多いです。
それよりも、本質的に彼らを真似て、自分で自分にあった勉強法を作ってしまえば良いのです。
勉強法の作り方
基本的にはPDCAサイクルです。
プランを立て、実行し、評価し、改善する。
これを繰り返して、自分にあった勉強法を作り上げていきます。
もう少し、実践的に書くと、
- 課題を発見する
- 真の原因を特定する
- 対策を立てる
- 実行する
- 評価をする
- 改善する(原因の洗い直し)
といった手順になります。
例えば、数学の点数が低かった場合。
課題:数学の点数を上げたい。
原因:ケアレスミスが多い→見直しができていない→時間が足りない→問題を解くスピードが遅い→暗算ができていない。
対策:学校や塾で問題を解く際に、なるべく暗算をする。
実行:やってみる
評価:計算は速くなったが、見直しの時間は足りない。 問題は計算スピードではなく、文章題での読み取りスピードかも。
改善:文章の読み取りスピード→式にできていない→
のようにひたすら繰り返していき、本当に足りていないのは何で、何をすべきなのか熟考します。
こんなの無理だから、手っ取り早く良い方法を教えてくれ、って思いました?
それでも良いのですが、あくまで次善策です。
自分で考える癖をつけないと、どうしても頭打ちになります。
親ができること
「うちの子はそんなのできない」「親は何をすれば良いの?」
親が一緒に勉強法を考えても良いのですが、日々の生活でこの能力を鍛える方法もあります。
それは「未来を予測する」「反論を考える」「代替案を考える」
題材は何でも良いのですが、ニュースなどが話題にしやすいと思います。
「ガソリン価格が上がってるけど、この先どうなると思う?」
予測は上がるか下がるかのどちらかです。
「国が備蓄を放出するから、下がるんじゃないかな?」
「なんで?」
「原油の供給が増えれば値段はさがるから」
「そしたら、産油国が減産して、また上がるかもしれないよ」
「いや、時間が経てば産油国のどこかは増産を始めるから下がるよ」
みたいな会話をしておけば知識も増えるし、真の原因が何なのかや、対策を考える力も身につきます。
家での普段の会話を勉強にすることが、一番負担なく効率よく子供を育てる方法です。
ちなみにガソリンの価格は下がりました。理由は新しいコロナウイルスが広まるから、というかなりイレギュラーなものでした。