山梨県甲府市で塾を再開します。
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近日中に詳しいお知らせをいたします。
楽しみにお待ち下さい。
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最近大学受験で一般受験をする生徒が減っています。
一般受験とはセンター共通テストを受け、二次試験で大学独自の筆記テストを受けるという、いわゆる普通の受験方式です。
では、何が増えているのか。
指定校推薦(公募推薦)と総合型選抜(AO、公募推薦、自己推薦)
などなどです。
指定校推薦は学校の成績だけで大学に入れるというものです。
その他の選抜は大体小論や面接が課されます。
うちでは国語の一環として中学から小論の練習をずっとやっていたましたが、小論で受かったという話を聞くとなんとなくむず痒くなります。
小論の訓練は成績、学力全てに効く特効薬として使っていただけなので。
高校の途中から塾に入ってくる生徒で多いのが以下の考え方です。
指定校推薦で大学に行きたかった。
けど、高校一年生の時の成績が悪くて良い大学の指定校推薦がもらえない。
だから一般受験をする。
5科7科目受けて国公立を目指す。
やっぱり間に合わないから、3科目の私立にする。
それも間に合わなそうだから、総合選抜で小論を使う。
経験則上このタイプの生徒は3科目の一般受験で私立に行くことが多いです。
国公立に向けて5科7科目勉強
指定校推薦も良いのが提示される。
一般受験の方が良い大学に入れそうなので、ここでどちらにするか悩む。
一般受験に決めた場合、総合選抜が早い時期にあるので、一般にするか総合選抜で小論にするか悩む。
と言うようにどの選択肢も取れるようになるというのが理想パターンです。
実際のところ指定校推薦の成績、一般受験の学力、総合選抜の小論力を全て持っているか、全て持っていないかに二分されます。
どれか一つだけ大丈夫という生徒はほぼほぼ見た事がないです。
ゼロか百かです。
なので、高校一年になる前から高校の準備をしっかりして、全てできるようにしておきましょう。
と言う事なのですが、本題は小論です。
できません。
一番伸びません。
小論と国語が最も伸ばすのに時間がかかります。
例えば2016年の慶応経済の小論
共和主義的政治理論の自由とはなにか。リベラルな自由と対比しながら、300字以内で説明しなさい。
たとえば、地球温暖化防止対策のように、次世代のために現在のわれわれがこうすを払うことは、われわれの自由と矛盾しないのだろうか。課題文の考え方を参考にして、自己統治、道徳などに触れながら、あなたの考えを300字以内で論じなさい。
課題文を読んでその場で書くのですが、これが一年や半年でできるようになるのなら、5科7科目もできますし、最初から成績も良いです。
普通の勉強なら、問題集を解くだけでできるようになりますが、小論はそもそも勉強の方法からして難しいのです。
総合型選抜は一見普通の受験と比べて簡単そうに見えるのですが、実際は一般受験の方が楽です。
一般受験は就職、総合選抜はカジノに似ています。
一般受験、特に5科7科目は勉強量が多く努力を必要とします。しかし、やることは決まっており、ただ頑張るだけで着実に伸びます。また科目が多い分、当日のラッキーやアンラッキーはほぼありません。
就職して正社員になって福利厚生がしっかり貰えて、給料もこの程度と分かるのと似ています。
総合選抜は教材などがあまりなく、努力の方向性が分かりにくいです。また、当日の題材や、たまに採点者の考えなどで当たり外れがあることがあります。というかよくあります。
なので、カジノのようにワンチャン受かるかもと思って小論を選択する生徒がいます。
ただ、ご存知の通りカジノで儲けられることはごく僅か。大体が損をします。
しかし、カジノで大勝ちする人もいます。エドワードソープのようにカジノ(ブラックジャック)の必勝法を数学的に考えた人もいます。
実は小論も必勝法があります。
ただ、身につけるのが難しく、時間もかかります。
中学、ないしは小学生のうちから準備をする必要があるほどです。まあ、カジノの必勝法を考えるほど難しいことではありません。
テレビ東京のモーニングサテライトかワールドビジネスサテライトは録画して毎日見るようにすると良いです。
そこで、なぜなのか?なぜなのか?と考えます
中学の弁論大会などを見ると、大体が環境を守りましょうと言うものになっています。
思考が停止しています。
例えば、「太陽光発電を推し進めて地球温暖化を防ごう」と言う社説があったとします。
これに対する小論を書かせると「太陽光発電を推し進めて地球温暖化を防ごう」と言う内容の小論が出来上がります。
それは小論ではなく要約です。
反論か、予測か、代替案を書こうと思わないと大体要約が出来上がるのです。
大事なのは批判的に考えて出来上がる、反論、予測、代替案です。
太陽光発電で地球温暖化が防げるのか?
太陽光発電にデメリットはないのか?
地球温暖化が一番重大な問題なのか?
批判的に考える癖を作ります。
「私は〇〇だと考える。なぜなら〜
確かに〇〇という考えもある。しかし〜」
この書き方をすると、なかなかに良い小論の体裁が整えられます。
これを組み合わせて、肉付けするだけで、最低限合格点がもらえる小論が出来上がります。
社説かニュースで100〜200字の程の小論を書く練習をすると良いです。
小論の内容は反論か予測、代替案です。
要約や賛成意見は禁止です。
「私は〇〇だと考える。なぜなら〜
確かに〇〇という考えもある。しかし〜」
で書けばすぐに100字は超えます。
小論の採点基準は色々ありますが、練習の時の基準は
実現可能性があるのか
実際にそうなのか
エビデンス(証拠)はあるのか
と言う現実に則しているかどうかです。
ファンタジーではいけません。
小さい頃から小論の必勝法を意識して口頭で話をすると良いです。
このニュースおかしくない?
これからどうなると思う?
他に方法はない?
こういった話に慣れ親しんでください。
早い方が良いですが、少なくとも小学五年生になったら始めた方が良いです。
子供には難しいのですが、いつまでも子供だとできるようになっていきませんので。
「それってあなたの感想ですよね」と言うひろゆきの言葉が流行っているようです。
とても良いことです。
小論で感想を書くと落ちます。
僕は生徒に感想を言ったことはないですし、親から感想を聞いたこともないです。話し合いの時ですよ。
映画や音楽などの感想はいいのですが、ニュースなどに関して感想は言わない。少なくとも感想と意見を分かりやすく分けてあげると子供は理解しやすいです。
公認心理士は臨床心理士の国家資格版のようなものです。
業務独占資格では無いので、この資格を持っている事自体にはさして意味はありません。
ただ、生徒の教育方法を模索していく中で、その勉強と被る部分があったため取得しました。
なぜわざわざ公認心理士の勉強をしたのか。
それは4%の伸びない生徒のためでした。
8:2の法則というものがあります。パレートの法則と言って、2割の人が8割の成果を生み出すというものです。
似たものに、7:3の法則、78:22の法則というものもあります。
海と陸の割合、人体の水分の割合、お金持ちの割合。
などなど様々なものがこの割合になると言われています。
で、生徒一人ひとり自分に合う勉強法が違うと言われていますが、実際はこれも8:2だと思います。体感ですが。
8割の生徒は検定で予習をし、社説で思考し、早く過去問を始めれば成績は伸び、受験も受かります。
しかし、残りの2割の生徒は何かがボトルネックになっており、上記方法では伸び始めません。
ボトルネックになっている事は、語彙であったり、読解力、基本的な計算力、考え方など初歩の初歩の何かであることが多いです。
その場合は問題点を見つけ出し、そこを改善する必要があります。
2割の生徒のうちの8割、16%の生徒はそれで伸びるのですが、2割の2割つまり全体の4%の生徒はそれでも伸びません。
彼らはパーソナリティの部分が問題になっています。
パーソナリティとは性格、個性と言われるものです。
96%の生徒は伸ばせるようになったのですが、この残りの4%であるパーソナリティに問題を抱えている生徒を伸ばす事が、ここ最近の私の課題になっていました。
パーソナリティ障害(人格障害)とは考え方や行動に困難があり、日常生活や社会生活でに支障があることを言います。
パーソナリティ障害の方は人口の10%程いるのでは無いかと言われています。
ただ、生徒たちはまだ若く柔軟なので、障害(日常生活の支障)というレベルになることはそれほど無いと思います。
ただ、パーソナリティが勉強の支障になっていることはままあります。
自己愛が強すぎて解ける問題しかやらなかったり、失敗を恐れすぎて検定を受けられなかったり、自分の感情が抑えられず集中できなかったり、細かいことに拘りすぎてしまったり。
こういった生徒がいることは分かっていましたが、それらに自己愛性、回避性、境界性、強迫性パーソナリティ障害などの名称がついていることは公認心理士の勉強をするまで知りませんでした。
また、それらを治すためのスキーマ療法という方法があることも公認心理士の勉強をする中で知る事ができました。
当初うちの塾では転塾者を受け入れていませんでした。
と言うのも、僕の力不足で、嫌だったらまた転塾しようと考えている生徒を伸ばす事ができなかったからです。
三年以内に離職した転職者を受け入れていない企業と同じだったのです。
しかし、今では転塾者も伸ばす事ができるようになったので、受け入れられるようになりました。
こうやって少しずつできることを増やしていく中で、公認心理士も取得しました。
現状伸ばすことのできていなかった、4%のパーソナリティに困難のある生徒達。
そのうちの8割を公認心理士として伸ばせるようになれば、99.2%の生徒を伸ばせる塾になります。
そして次は、残りの0.8%の生徒を伸ばす方法を模索していきます。
定期テストで平均50点だった子2人いました。
仮にAさんとBさんとしましょう。
その子達が平均70まで取れるようになりました。
Aさんは3ヶ月、Bさんは3年かかりました。
最初の点数だけ見れば同じなのに、この成長速度の差はなんでしょうか?
努力量の差が成長速度の差に出たのでしょうか?
多少の差はありましたが、二人とも頑張っていたので、努力量の差が主ではありません。
親は大体Aさんのように3ヶ月で成長することを期待します。しかし、大体はBさんのように3年かかるケースが多いです。
実際Aさんの方がレアなケースです。
Aさんは部活に熱中し、良い成果を出して部長になったけれども、今まで勉強はやって来なかったタイプ。
Bさんは逆に勉強はそこそこやって来たけれども、他の事で成果は出していないタイプです。
この二人最初の点数こそ同じですが、実は学力の最大値が違うのです。
仮にAさんは学力の最大値は70点だけれども、現状50点を取っていたとします。
またBさんは学力の最大値が50点なので50点を取っていたとします。
この場合Aさんは最大値まで学力を上げれば70点になります。
しかし、Bさんは最大値そのものを70点まで上げなくてはなりません。
その最大値まで伸ばすか、最大値を伸ばすかの差が、3ヶ月と3年という差になっているのです。
そもそも学力の最大値とは何かですが、潜在能力やポテンシャルという風に言い換えても良いものです。
塾の本来の仕事は最大値を伸ばす事ではなく、最大値まで学力を上げる事です。
しかし、それでは成長が早く止まるので、最大値をなんとか伸ばそうとどこの塾も必死になっています。
学力の最大値を伸ばすには、まずは学力の最大値の概算の出し方を知る必要があります。
これは意外と簡単です。
まず、子供が最も熱中している事はなんでしょうか。
他の子供と比べて上手いでしょうか。
例えばサッカーに熱中しているなら、そのチームあるいは地域で何番くらいに上手いのか。
武道や将棋などなら、大会に出た時に何位までなれるのか。
真ん中あたりなら、偏差値50。学力の最大値は平均点ということになります。
上位30%で偏差値55。学力の最大値はオール4といった具合です。
なぜ、学力の最大値を熱中しているもので測るのか。
それは学力の最大値(ポテンシャル)は自分の伸ばし方をどれだけ知っているかという、メタ認知だからです。
物事に熱中すると認知は伸びます。
熱中して本を読まなければ読解力の向上に繋がらないという研究もあるほどです。
そもそもの話、最も大好きで熱中しているもので平均以下だった場合、好きでもない勉強で平均以上にはなれないのです。
まず、熱中できるものを見つけてください。
そして、それを極めてください。
一番好きなことであれば、試行錯誤も苦ではないはずです。
好きでもない勉強で試行錯誤するのは中々に苦行です。
まあ世の中に勉強が一番楽しいという人も5%弱ほどいますので、その人たちは勉強で最大値を伸ばせば良いです。
米国の大学などは入学の時に学力よりも、学校生活で何をしたかを見ます。
これは学力の最大値をおそらく見ているのでしょう。
日本では学力を通して、大学でも学んでいけるかという学力の最大値を測っています。
日本式と米国式どちらが良いかというのは良く議論になりますが、これらは表裏一体の関係で結局は学力の最大値を見せるという点で同じなのです。
大学受験、高校受験の勉強を見て来た私から、これから入ってくる生徒に送るメッセージ。
勉強はして来なくて良いです。私が伸ばします。
ただ、大好きで熱中している何かをとことん伸ばして来てください。
塾に入る前に勉強なんてしている暇は無いですよ。
早く学力の最大値を伸ばさなければ、間に合わなくなります。
英語なんて小学校6年間やっても、中1の4ヶ月で抜かされてしまうんですから。
夏休みと言えば夏休みの宿題。
夏休みの宿題といえば自由研究と読書感想文。
今回は読書感想文の話です。
そもそも読書感想文とは何でしょうか。
読書は分かります。本を読むことです。
漫画が本に含まれるかは昔から議論の分かれるところですが、置いておきます。個人的には漫画を読むも読書だと思いますが。
さて、感想文とは何でしょうか。
評論なのか、批評なのか、推薦文なのか、考察を書くのか。
実はこれ、何でも良いんですよね。
感想文というのは、「何でも良いからその本に関しての文章を書いてみて」というものです。
「ただし、自分の考えを自分の言葉で書くこと」という制限はつきます。
つまり、粗筋だけやアマゾンの感想のコピペだけじゃだめですよということです。
とても自由度が高いんですよね。
ただ、自由度が高いと難しい。
俳句と詩、書くのが大変なのはどちらでしょう?
圧倒的に詩の方が大変です。
俳句は五七五かつ季語が必要という制限がありますが、詩には何も制限がありません。
自由度が高すぎると取っ掛かりがなく、何をするのか分からなくなってしまうのです。
自由度の高い読書感想文に立ち向かうには、参考となるものが必要です。
代表的なのは青少年読書感想文コンクールの入賞作品。
https://www.dokusyokansoubun.jp/list.html
どういう文章を書けば賞がもらえるのかが良く分かります。
自分の生活に絡めて本の内容を書くのです。まるで私小説のように、本よりも自分を主体にするのです。
ただ、つまらないんですよね。個人的に好きな形式じゃないってだけなんですが。
とは言え、入賞作品は一つの理想形です。なんと言っても賞が貰えるのですから。
長年まあそれでいっか、と思ってきたのですが、この度私の考える読書感想文の理想形を発見しました。
それが岡田斗司夫の動画です。
文章ではなくyoutube なのですが。読書でもないし。
それでも最高の読書感想文です。
私はこの動画を解説ではなく感想だと思っています。べつにエビデンスがあって話してるわけではなく、最終的には岡田斗司夫の主観なわけですから。
ただ、こんな風に物語を楽しめたら最高だなと思います。
昔、火垂るの墓を見たのですが、そんなに深く楽しんだ訳ではなく、「節子死んで悲しい」くらいにしか思っていませんでした。
主人公も同じ気持ちだと考えていたのですが、そうではない解釈もできるのだなと新しい発見が沢山あり、まあ、内容が充実しているのです。
岡田斗司夫は読書感想文で金を稼いでる唯一の日本人なのではないかと勝手に思っています。文ではなく動画ですが。
で、読書感想文の参考を何にするかですが、入賞作品形式か、岡田斗司夫形式か。
入賞作品形式は 自分>本 に重きをおいています。学校で高評価が貰いやすです。
岡田斗司夫形式は 自分<本 に重きをおいています。読解と考察中心なので書きやすい事がメリットです。
結局どちらが良いか。好きな方で良いです。
最終的には折衷的にするのが、書きやすく評価も貰いやすいので一番良い気もします。
本の選び方で一番大事なのは熱中できることです。
PISAかなにかの調査で本を読むだけでは読解力に効果がなく、熱中することが必要というものがありました。
つまらないと思いながら読書する事ほどつまらない時間の使い方はありません。
では熱中できる本はどう選べば良いか。
よく興味で選ぶというのですが、子供の興味というのは読解力のことである事が多いです。
どういう事かと言うと、フィクション(例えばハリーポッター)に興味が無い場合、それは読解力が追いついていない場合が多いのです。
熱中できる本、興味が持てる本、読解力のレベルが合っている本。これらは全て同じ事を意味しがちです。
読解力レベル
現実から離れれば離れるほど難易度が高くなります。
ローファンタジーは現実世界で魔法があるハリーポッターのような世界です。
ハイファンタジーは指輪物語のように完全な別世界の物語です。
群像劇はジャンルではなく形式で、主役が何人もいる物語です。
歴史小説は完全別世界なので、事実上のハイファンタジーかつ群像劇になりがちです。大河ドラマのような感じです。
経験則上ハウツー本が丁度良く熱中できる子が多いです。
ハウツー本は
など、簡単そうであれば何でも大丈夫です。
特に37等の数字が書いてあると、感想文にするのがスムーズです。
熱中して読みましょう。
メモや感想文のことは考えずに、熱中して読みましょう。
書き始めで時間をかけるのはもったいないです。
パソコンで下書きをしましょう。
書きたいところから書き始めましょう。
で、書いていって削るのが良いです。
キーボード入力は早めにできるようにしておくと良いです。
原稿用紙の使い方には気をつけましょう。
後はテレビでも見ながら書き写してください。
浦島太郎
浦島太郎は桃太郎と双璧をなす超有名日本昔ばなしである。そのため、読書感想文の例にもよく用いられる。今回読書感想文の例文を書くにあたって、浦島太郎とはどういう話で何を伝えたかったのか、社会人になって改めて感じたことを書いてみようと考える。
浦島太郎はいじめられている亀を助け、その助けた亀に連れられて海中の龍宮城へと行く。そこで乙姫から歓待を受け、宴三昧の日々をおくる。その後望郷の年に駆られた浦島太郎は故郷へ帰ることにし、乙姫から玉手箱を贈られる。故郷へと帰った浦島太郎は知り合いもいないほど遠い未来に来てしまった事を知る。そこで開けてはいけないと言われていた玉手箱を開き、老人になってしまう。
この話は海外に行って帰って来た人の話なのではないだろうか。日本の外には理想の世界と国があり、それが竜宮城なのではないだろうか。最近でも子供に英語を習わせる親は多く、海外(欧米)に行けば理想の世界があると思っているふしがある。これは昔も同じだったのではないだろうか。当時は中国が最先端の国であり、そこに行けば理想の暮らしがあると思っていたのだろう。最近のアニメでは異世界モノが多く、違う世界に行けば理想の暮らしが手に入るということになっている。海外ないし異世界の生活に日本人が憧れるのはもはや文化なのだろう。
そして竜宮城で楽しい生活をおくるのは分かる。しかし、その後故郷へ帰ったときに、時が過ぎ去っているのは何故なのか。桃太郎のように、帰ってきてから家族と楽しく過ごしました、で終わっても良いではないか。鬼と戦って帰ってきたら故郷で暮らせるのに、竜宮城から帰ってきて故郷がなくなるのはどういう事なのかな。何が違い、何のメタファーになっているのか。一般には怠惰な暮らしをすると時が早く過ぎ去り、後で苦労をするというものだ。しかし、これを海外に行って帰ってきた人の話だと考えると解釈が変わってくる。海外から帰ってきた人は昔、故郷がなくなる、つまり村八分にでも合っていたのではないだろうか。今でも帰国子女の子が日本の学校に合わない事や、海外から帰ってきた人の仕事が無い等の問題がある。現代さえこうなのだから、昔の帰国者はさらに大変な思いをしたのでは無いだろうか。
浦島太郎の最大の謎といえば玉手箱である。なぜ乙姫は開けてはいけない玉手箱を浦島太郎に渡したのだろうか。玉手箱には浦島太郎の寿命が入っていた等の説が色々ある。しかし、開けてはいけないものを何故渡すのか。浦島太郎も何も言わずに開けてはいけないものを持って帰るのも不思議である。決して振り返ってはいけない、中を覗いてはいけない等の禁止系の物語はよくある。もしかしたら、禁止は後付だったのではないか。玉手箱はただのお土産、あるいは思い出が入っていたのでは無いだろうか。帰国した浦島太郎にはもはや故郷は無く、当時の危険な渡航は何度もできない。浦島太郎は乙姫からもらった思い出を胸にただ年を取っていったのではないか。
つまり、この話は海外に行った浦島太郎が帰郷すると、もはや故郷に居場所はなく、乙姫からもらった思い出を思い出すだけでただ長い余生を過ごしていったという話という風に解釈することもできる。海外に行って帰ってきても特にメリットが無いことは知っている。しかし、それでも海外への憧れを捨てることができない。そんな日本人の考え方が詰まった物語。浦島太郎は竜宮城へ行ったことを後悔していたのだろうか。それとも満足していたのだろうか。
“あるとき、どのような視点で部下の将校を判断するのか、と聞かれた時、ハマーシュタインはこう言った。
「私はね、部下を4つのタイプに分けるんだ。
利口な将校、勤勉な将校、馬鹿な将校、怠け者の将校、にね。
たいていの場合、ふたつのタイプが組み合わさっている。
まず、利口で勤勉なやつ。
これは参謀本部に必要だ。
次は、馬鹿で怠け者。
こいつがどんな軍隊にも9割いて、決まりきった仕事に向いている。
利口で怠け者というのが、トップのリーダーとして仕事をする資格がある。
難しい決定をするとき、クリアな精神と強い神経をもっているからね。
用心しなきゃならんのが、馬鹿で勤勉なやつだ。
責任のある仕事を任せてはならない。
どう転んでも災いしか引き起こさないだろうから」”
日本ではゼークトの組織論として知られている話です。
利口な怠け者は、司令官ないし指揮官に
利口な働き者は、参謀に
馬鹿な怠け者は、兵隊に
馬鹿な働き者は、銃殺するしか無い
部活や職場の人間を思い浮かべると、なんとなく想像がつくのではないでしょうか。
なぜこの話をしたかというと、これが勉強にも関係していそうだからです。
利口な怠け者:数学筆頭に理科、社会、国語がよくできる。
利口な働き者:全般無難。
馬鹿な怠け者:全て苦手。
馬鹿な働き者:英語だけ得意。
中学受験で良い学校に行く生徒は利口な怠け者タイプが多いです。効率よく勉強をこなしていくタイプです。
ただ、そういった生徒たちが英語が苦手というケースがよくあります。
また、英語が得意ですと言って入ってきた生徒で、他の科目が壊滅的というケースもよくあります。
おそらく、英語だけ他の科目と勉強方法が違うのです。
これらの科目には本質があります。
数学や理科、国語は本質を理解すると圧倒的に少ない勉強量で点を取れるようになります。
どうしたら、もっと少ない計算量で解けるか。どうすればこの公式を覚えないで済むか。
利口な怠け者タイプは偏執的なまでに楽な方法を考えることに固執します。
それが、入試で合格点を取るという目標ににおいて、一番効率的かどうかは別として。
社会は暗記と思われがちですが、これも流れを理解すると、用語は無理でも記述は割と解けてしまいます。
それに対し英語には本質的なルールがありません。
利口な怠け者タイプは英語のルールを探そうとします。
しかし、英語にルールはほとんどありません。
英国人がそう言っているから、というのが全てです。
knife「ナイフ」
普通に考えたら「クニフェ」と読みそうなものです。
kを読まなくなったとか、庶民が読めないように支配者層が変な綴にしたとか、いろんな説があります。
英語というのは一時が万事そんな感じ。
そうだから、そうなのです。
そんな英語の勉強、馬鹿な働き者は得意なのです。
何も考えずただやるというのがベストプラクティスだから。
今までの自分の成功体験を捨てて別の方法を取るというのはなかなかに難しいことです。
利口な怠け者は、今までの勉強方法で英語に向き合おうとしてはいけません。
何も考えず、ただ時間をかけることが正解である時もあるという事を理解しましょう。
利口な働き者はそのままでも大丈夫です。
もっと深く考えたほうが良いですが、受験レベルならそのままでも逃げ切れます。
馬鹿な怠け者は、全てを変える必要があります。
先ずは英検から始めましょう。スタートラインに立つのです。
馬鹿な働き者は英語の成功体験を捨てましょう。
努力量は正しいですが、頭を使っていません。もっと楽な方法があるのでは無いかと考えてみましょう。
高校までは敷かれたレールを走るだけで十分でしたが、卒業してからは自分で判断することばかりになります。
そんな君達への当塾最後の授業。
今までの卒業生に伝えてきた内容を今回は書きたいと思います。
正解も失敗も、沢山したし見てきた人生の先達として、一つでも多く情報を伝えられれば幸いです。
此処から先、情報が生命線となります。
今までは、学校の先生や塾の先生が自動的にいろんな情報を教えてくれていたと思いますが、今後はそんな存在はいません。
大学の教授は先生ですが、先生ではありません。研究が主で教育は二の次です。皆さんの人生の責任は持ってくれないのです。
聞けば色々教えてくれる優しい人が多いですが、聞かなければ何も出てきません。
では、どこから情報を入手するか。
これも自分で判断せねばなりません。
就職や単位のことを先輩に聞くことは多いと思いますが、その先輩は就職できていますか?卒業できていますか?信頼できますか?
僕の大学で、皆に慕われている8年生の「老害」というあだ名の先輩がいました。
当然相談してはいけない人です。
流石にそこまで極端だと分かりやすいのですが、1個上でまともそうに見える先輩でも、最終的に卒業単位が足りないとかで、騒いでることもあります。
先輩に相談することは決して悪いことではありませんが、盲信してはいけません。その人はまだ途中の人なのです。
正解は沢山の人です。あと、インターネット。
なるべく多くの種類の人に話を聞けば、大体まともな情報になっていきます。ネットの情報もデマは多いですが真実も多いので、沢山見れば信頼度は上がります。
1人の先輩よりは2人の先輩。1学年上だけでなく2学年上、卒業生。同じサークルの人、別のサークル。バイト先のおじさんおばさん。教授。ご近所さん。
10人くらいに相談すれば一人は良いことを言ってくれるものです。誰の情報が一番良いかの判断は自分でしましょう。
受験勉強を乗り越えたあなた方には、判断をする力があるのですから。
僕の意見もあくまで情報源の一つとして、その良し悪しは自分で判断してください。
やるべきことは沢山あります。
が、一番大きいのは就職活動。
就職活動の始まる3年生の夏が一つの句切れになります。
3年生の夏前後で大学生活を分けて考えましょう。
狭い意味で、この期間を大学生活と考えると良いです。これ以降は就活の時期になります。やりたいこと、やるべきことは全てこの時期までに終わらせましょう。
人生の準備期間です。ここでどれだけ準備できたかで、人生の難易度が変わってきます。
この時期は留学を中心に計画を立てると良いです。
もう一度やり直すとしたら僕は留学しますね。
理系の人は大体大学院まで行きます。
文系は就活で失敗した場合に行くことが多いです。
英米では院まで進むことが多くなっているので、日本もいずれはそうなるのでしょうが、現状学士で終了することが一般的です。
時代の情勢も踏まえながら検討しましょう。
就活が本格的に始まります。
今までの準備がものを言うのです。
大学院に行く場合は院を見据え始める時期ですね。
自分のやりたい仕事は見つかっていますか?
TOEICの点数は十分ですか?
ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)はまとまっていますか?
よろしい。では後はエントリーをして、面接を受けて内定をもらうだけです。
何!?
準備ができていない?
やりたいことが分からない?
バイトしていた業界はどうですか?
ずっと塾の講師をしていたけど、その業界は合ってなかったと。
じゃあ、他のバイトもしておいた方が良かったですね。
バイトはいくらやっても履歴書に書かなくて大丈夫です。ということは何社辞めても経歴に傷がつかない。
職選びも兼ねてバイトをするべきです。
IT系は一度は体験すると良いですね。
何、ガクチカも無いだと。
留学した話はどうですか?
バイトで売上を伸ばした話はどうですか?
ボランティアで地域を盛り上げた話は?
サークルを大きくした話は?
起業した話は?
ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)に書けるエピソードが4つは欲しいですね。
ここからは本当の自由です。
もしかしたら人生最後の自由時間かもしれません。
世界一周に行くも良し。
まとまった休みを取れることなど今後はそうそうないので、人生の春を謳歌しましょう。
何!?
卒業単位が足りない?
遊んでいる場合じゃないです。
卒業できなければ内定取り消し。
何単位足りないんですか?
そ、そんなに!?
確実に卒業するために多めに授業を取らなければ。
テストで確実な点を取らなければ。
1、2年生のうちに多めに卒業単位を取っておけば良かったですね。
いよいよ社会人。
40年間のスタートです。
いつかは社長か会長か。期待に胸を膨らませることでしょう。
運転免許がないだと!?
いきなり支店長に嫌な顔されてますね。
取っておきましょう。
3年以内離職率は31%、平均勤続年数12年。終身雇用32%。
順調に出世して定年まで勤め上げた人は幸せです。いきなり天職に巡り会えたのですから。
しかし実際は、3分の1が3年で辞め、半数弱が10年で辞め、最後まで残れるのは3人に1人。
就活の時にどんなに自己分析をしていても、なかなか正解は見つけられません。
僕を含め辞めている友人は多いです。
なるべく長く勤めたほうが良いですが、人生設計においては、最悪の場合も想定しておいたほうが安全です。
さあ、その時どうするか。
どうしても今の仕事を辞めたいけれども、不安だ。
勢いで辞めてしまったら、クレジットカードが作れなくなってしまった。
ということにならないように、大学生のうちにカードを作ってクレジットヒストリーを作っておきましょう。
次の仕事をどうしようか。
そうだ、教員免許を持っているから教師になろう。
実際に生徒で転職して教師になった子もいます。
教員免許という資格を一つ取っておくと、人生の安全保障になるのです。
最初から教師になりたい場合も、一度は民間に就職することをおすすめします。
教師をやめたくなった場合に民間の経験がないと再就職も難しいですし、人生の経験が学校だけになってまうのもマイナスです。
リスクヘッジ(危険回避)できるように資格を取ったり、民間を経験しておくと安心ですね。
いつでも辞められると思うと逆に仕事を続けられることもあります。
さて、上で書いたように終身雇用の確率は32%。
本当に終身雇用は崩壊してるんですね。
ということは、キャリアプランは自分で考えなければいけない可能性が高いです。
山崎元のキャリアプランニングより
28歳までには自分の職、専門領域を決めたいですね。
キャリアプランに関して最近よく聞くのがキャッシュフロー・クワドラントです。
キャッシュフロー・クワドラントより
従業員→自営業者→社長→投資家
になりましょうというものです。
現状、会社員のキャリアプランの中期目標としては、自営業(恐らくコンサルタント)を目指すのが現実的だと思われます。
副業で始める人が多いですね。
ちなみに僕は教育コンサルタントです。
会社を選ぶときも、将来何のコンサルタントになりたいかで選ぶのも良いですね。
会社の中で専門性を磨きましょう。個人でコンサルタントになれるように。
さて、副業を始めよう。
でも、確定申告も会計も分からないから難しいな。
辞めておこうかな。
簿記を勉強しておけば楽に始められたなー
簿記は勉強しておきましょう。3級でも良いですが2級まであれば万全。
簿記はビジネスの共通言語です。
社会人必須の知識です。
更に、ホームページをwordpressで作った経験もあれば、何の仕事でも始められます。
余談ですが、大学で経済と会計の単位をそれぞれ24単位以上取っておくと、米国公認会計士の資格を取れるらしいです。
退職金を1200万も貰ったぞ!
住宅ローンも少し残ってるけど、
最近流行っているから株に全部投資しちゃおう!
定年後は2000万必要みたいだし、少し増やさないとな。
ご家族の方、全力で止めてください。
そのお金5年以内に全部なくなります。
運が良くても半分になります。
もと株屋の僕が言うので正しいです。
どうせ失敗するなら、若いうちのほうが金額が小さいです。
恐らくというか、確実に大学で一番勉強しておくべきことはお金の事です。
FP3級を取得しておきましょう。就活で役立つことはあまりありませんが、人生においての影響は一番大きい資格です。
僕はお金の勉強が好きすぎて1級まで取得しました。資格としての使いみちはあまりありませんが、人生は豊かになりました。
お金の勉強で最も大事な式は
今期の資産 = 収入 - 支出 + 前期の収入×利回り
重要なのは 収入>支出>利回り の順です。
収入を増やすために就活を頑張ってた訳ですしね。
上手くキャリアを積んでいき、収入を増やしましょう。
収入を増やすための自己投資は大事です。
支出を減らしましょう。豪遊していてはお金は貯まりません。
どっちのスーパーのもやしが安いかを気にする前に、大きいところから削減しましょう。
住居>保険>車>日々の支出>節税>スマホ等通信費>光熱費>新聞
ちなみに自己破産原因
低収入、支出過多、事業の失敗、病気、住宅ローン、ギャンブル、肩代わり
中古戸建>中古マンション>賃貸>新築>新築タワマン
異論は色々あると思いますが、こんな順になると思います。
賃貸派の人は多いですが、長く住めるなら買ったほうが得です。
新築は恐らく賃貸よりも劣後します。
新築の家は鍵を通した瞬間に資産価値が3割下落します。
3000万の家をフルローンで買っていた場合、
売買で10%の手数料と税金がかかるとして3300万
住み始めた瞬間に資産価値が2100万になるので、
資産だと思っていた家が1200万の負債へとジョブチェンジします。
住宅ローン控除を考慮して金利無し計算にしていますが、本当はもう少し多くの負債になります。
家に関しての勉強は必須です。人生の難易度が変わってきます。
実家か企業の家賃補助は最強です。
僕は何も入っていません。
国民健康保険と高額療養費制度で十分です。
不健康な人は入っておきましょう。
生命保険ならば住宅ローンの団体信用生命保険で十分です。
大学の間の国民年金に関しては、学生納付特例制度を使う人が多いのですが、余裕があるのであれば、付加年金つけて親に払ってもらうと所得控除になりますし、得なのかなと思います。
乗り潰しましょう。
しかも中古で十分です。
車はただの足です。
車屋さんによるとエンジンかミッションが壊れるタイミングが買い替えタイミングらしいです。
買わないという選択も吉
確定拠出年金やふるさと納税で節税したり
水を持ち歩いてスタバをやめたり
楽天モバイルにして通信費をゼロにしたり
電気とガスの見直しをしたり
新聞をやめてみたり
細かい節約も塵も積もれば山となります。
それで余った余剰資金を投資に回すのです。
早めに始めましょう。
長期で見ると得が大きいのですが、人生の後半で始めて大きく失敗した場合取り返すことができません。
10年も積立投資をやっていると、暴落も一回は経験できるので、一人前になれます。
しかもその頃には、月々の変動が給料と同じくらい大きくなっているでしょう。
最初は全員失敗します。これは絶対です。
ならば、若くて額が小さいうちが良いのです。
投資は怖いから一切やりません、という人がいます。
しかし投資をしていない人というのは実はあまりいません。
宵越しの金は持たねぇ、全て消費するのだ、みたいな江戸っ子以外は皆投資家です。
貯金している日本円だって投資商品です。
世界の基軸通貨はドルです。
もっと基本となる商品はゴールドです。
ゴールドを基準に日本円投資の効果を見てみましょう。
2000年には1万円で9.86グラムの金を買えたのですが、2022年1月現在は1.48グラムしか買えません。
凄いですね。22年間で85%も下落しています。
単純計算で年間3.86%下落していますね。
そりゃ米国株も上がるわけです。日本円が85%下落しているのですから。
難しい話ですね。
多分そんなに下落している実感は無いと思います。
この話がピンとこない場合は、お金の勉強をしなければいけないということです。
長かったですね。
毎年卒業する生徒に話している内容なのですが、年々増えている気がします。
当然僕も、まだまだ途上な人間です。
これからも内容は増えていくのでしょう。
この知見が、何か少しでも生徒の人生にプラスになるといいなと思います。
かなり偏っているので、内容の取捨選択は自己責任でお願いします。
歩く速さは分速80メートルということになっています。
これを目安として、駅徒歩何分というのが計算されています。
しかし、実際の歩く速さは人によって違います。
僕は1.4km離れた駅まで11分で着くので分速120mくらいです。
近所の人で25分かかるという人もいるので、そうすると分速56mです。
全然違いますね。
とはいえ、分速80メートルだとして駅徒歩17分と書いてあれば、「はいはい、それぐらいの距離ね」という分かりやすい目安になります。
受験でも目安はあります。
一番よく聞くのは2000時間勉強すれば早慶に入れるというものです。
どの段階から2000時間なのかとか、個人差はとか疑問点は色々ありますが、目安があると一気にわかりやすくなります。
東大は3000時間でmarchは1500時間程です。
他にも目安があるとわかりやすくなると思うので、僕の経験からも目安を書きます。
各検定2級を高校3年生になる前に取れると、marchに入れる。
各検定準1級を高校2年までに取れると早慶国公立に入れる。
各検定準1級を高校1年生までに取れると東大に入れる。
ちなみに3年生になって英検2級が取れていないと、浪人します。
これは僕の経験則ですが、結構よい目安になると思います。
細かく言うと、漢検は準1級は必要ありません。また文系は数検の準1級も不要です。
2級レベルの検定が終わると、そこか受験勉強が始まります。
2級レベルというのは高校卒業レベルなので、範囲が一通り終わったということの証明になります。
準1級は受験レベルです。
つまり、2級を全て取り終わってから、1500時間勉強できればmarchに入れます。
英検を例に考えます。
英検は最も努力が物を言う検定です。
時間をかければ受かります。逆に時間を作らないと受かりません。
つまり、英検の合格でその子の本当の努力量が測れるのです。
3級を持っているとして、
準2級:150時間
2級:350時間
準1級:700時間
で取れると言われています。
例えば2級を取った人は、高校で350時間を英語の勉強に割けたという事になります。
1、2年で英語に350時間割けたのならば、3年生の時に1500時間受験勉強が出来るだろうという保証になります。
350時間や1500時間等の絶対的な数値は個人差が出てしまいますが、いつまでに何級というのは相対化している分、目安として信頼性が高まっているかなと思います。手前味噌ですが。
この大学受験の検定から逆算していけば、中学のどの段階でどれくらい取っておけばよいか、という目安にもなります。
世の中には沢山の勉強法があります。
音読
ストップウォッチを使う
スキマ時間に勉強する
ノートにまとめる
などなど。
youtubeやブログなどで知ることができます。
それらの中には、科学的に正しいもの、妥当だと考えられるもの、間違っているかもしれないもの、明らかにおかしいもの、ユニークすぎてよくわからないもの、本当に玉石混交です。
色々ある中で、現状僕が最も効果が高いと考えている勉強法があります。
それは
最強の勉強法は「新しい勉強法を作ること」というのは少しメタい(高次の)感じがして、わかりにくいとは思いますが、僕が知っている中ではこの方法が一番です。
新しい勉強法を作るというのは、全く今までに無い勉強方法を考えるということではありません。
自分が勉強している中で、何が足りなくて、それを補うためには何をする必要があるのかを自分で考える事自体に意味があるのです。
色々考えた末に既存の勉強方法を思いついたとしても、それは自分の中では新しい勉強方法を作ったという事になるのです。
頭の良い勉強系のyoutuberが色々な勉強法を教えてくれます。
一般的には効率的な勉強法を沢山知っているから、その人は頭が良いのだという風に思われがちです。
なので、それらの勉強方法を真似すれば、彼らと同じように勉強ができるようになるはずと考えます。
しかし、現実にはそうはいきません。
というのも、彼らは勉強方法知っているから頭が良いのではなく、勉強方法を考えられるから頭が良いのです。
そのため、その表面的な技術だけ真似ても、思ったほど効果が無いということが多いです。
それよりも、本質的に彼らを真似て、自分で自分にあった勉強法を作ってしまえば良いのです。
基本的にはPDCAサイクルです。
プランを立て、実行し、評価し、改善する。
これを繰り返して、自分にあった勉強法を作り上げていきます。
もう少し、実践的に書くと、
といった手順になります。
例えば、数学の点数が低かった場合。
課題:数学の点数を上げたい。
原因:ケアレスミスが多い→見直しができていない→時間が足りない→問題を解くスピードが遅い→暗算ができていない。
対策:学校や塾で問題を解く際に、なるべく暗算をする。
実行:やってみる
評価:計算は速くなったが、見直しの時間は足りない。 問題は計算スピードではなく、文章題での読み取りスピードかも。
改善:文章の読み取りスピード→式にできていない→
のようにひたすら繰り返していき、本当に足りていないのは何で、何をすべきなのか熟考します。
こんなの無理だから、手っ取り早く良い方法を教えてくれ、って思いました?
それでも良いのですが、あくまで次善策です。
自分で考える癖をつけないと、どうしても頭打ちになります。
「うちの子はそんなのできない」「親は何をすれば良いの?」
親が一緒に勉強法を考えても良いのですが、日々の生活でこの能力を鍛える方法もあります。
それは「未来を予測する」「反論を考える」「代替案を考える」
題材は何でも良いのですが、ニュースなどが話題にしやすいと思います。
「ガソリン価格が上がってるけど、この先どうなると思う?」
予測は上がるか下がるかのどちらかです。
「国が備蓄を放出するから、下がるんじゃないかな?」
「なんで?」
「原油の供給が増えれば値段はさがるから」
「そしたら、産油国が減産して、また上がるかもしれないよ」
「いや、時間が経てば産油国のどこかは増産を始めるから下がるよ」
みたいな会話をしておけば知識も増えるし、真の原因が何なのかや、対策を考える力も身につきます。
家での普段の会話を勉強にすることが、一番負担なく効率よく子供を育てる方法です。
ちなみにガソリンの価格は下がりました。理由は新しいコロナウイルスが広まるから、というかなりイレギュラーなものでした。
「どうして勉強しなくちゃいけないの?」
子育てをしていれば一回は聞く質問だと思います。
それに対し何と答えますか?
将来の選択肢が広がるからとか、頭が良くなるからというのが一般的な回答です。
それでも良いのですが、折角ならもっと個人的な話をした方が良いのではないかと思っています。
自分の人生において勉強がどれほど役立っているのか。
親の個人的な話であればあるほど、子供はやる気になると思います。
具体的に、僕の人生において勉強ができてよかった経験を書いていきます。
先ず第一に、塾を開くことができたこと。
ちゃんと勉強をしていたので、人に教えるという仕事ができるようになりました。
次は試験で落ちないということ。
日本語教師になろうと思った時、日本語教育能力検定試験というのを受けて、すぐに日本語教師を始めることができました。
最後は投資で生活できるようになったこと。
大学で経済学とファイナンスをしっかり勉強したことで、投資ができるようになりました。
このように僕は勉強したことのメリットを享受しています。
子供に勉強する意味を聞かれた時には、具体的に自分の人生で勉強が役立った経験を話してみてください。